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昨晩はYouTubeで台湾在住作家の片倉佳史さんと羹と雞捲をテーマにして対談しました。

https://youtube.com/watch?v=30dprrVPKVw… 台湾グルメ漫談08 

 昨晩は塗魠魚羹麵 (トォトーヒィキィミィ/thôo-thoh-hî-kinn-mī) と 雞捲 (ke-kńg : ケェクン ) について話しました。羹(キィ/ケェ/kinn /kenn)という台湾料理の代表みたいなものが在台湾日本人の間であまり話題にされないのが残念です。原因の一つは料理名の漢字表記が日本語でも中国語でも台湾語でも読みにくいことだと思います。どう読んだらいいか、わからない、また、名称を覚えられないから注文を避ける、話題にするのを避ける人が多いのかな?と感じています。

塗魠魚羹麵(トォトーヒィキィミィ)
雞捲(ke-kńg : ケェクン)または繭仔(kián-á : ケンナー)
雞捲(ke-kńg : ケェクン)または繭仔(kián-á : ケンナー)
肉羹麵 (バァキィミィ)

 教会ローマ字で打った台湾語表記はそれを別のサイトにコピペすると文字化けして、表記が変わってしまったり、消えてしまうようだ。自分のパソコン画面上では正しく表示されていても、他のパソコン上画面では文字化けしていることもある。教会ローマ字が使用する特殊な記号(8声の声調記号やoの右肩に付ける黒点や特殊鼻音を表す文字の右肩にに付ける小さいn)のためだと思う。昨日の片倉さんとの対談で使ったユーチューブの画面上のローマ字表記も文字化けしていた。今後は文字化けしやすい部分は他のローマ字方式に変えてみよう。

 これに気がついたのは、昨日の対談中にあった「羹の台湾語発音はキンなんじゃないんですか?」という質問がきっかけだった。YouTube画面上の羹のローマ字表記がkinというふうに文字化けしていたから、こういう質問が出たのだと思う。また、最近、自分自身の古いパソコン画面で見ると正しく表示されている教会ローマ字表記が去年買ったばかりの新しいパソコン画面で見ると文字化けしていることがあることにも気がついた。

 ちなみに「羹」の台湾語発音は鼻にかけてキーというような音、南部の人は鼻にかけてケーというような発音を使う人が多いようだ。「羹」の中国語発音はクン。でも、日本語発音のクンではなく、クンとケンの間みたいな曖昧な音だ。この中国語発音のウでもなくエでもないとか、オでもなければエでもないみたいな、どっちつかずの曖昧な音が苦手な日本人が多い。また「羹」の中国語発音を表すローマ字表記がgengなので、濁音だと思ってゲンと発音する日本人が多い。gengの発音は濁音ではなく、発話時に吐息が漏れないようにクンとケンの間みたいな曖昧な発音をする音である。

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