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六月某日 ふと思い立つ

蒸し暑い。未だ梅雨に至っていないことを疑いたくなるほどの空気である。

やれSTAYHOMEだやれ自粛だと騒がれ始めてそろそろ丸3か月ほど経つ (我ながら信じがたくて指折り数えた。3月、4月、5月。書いているのは6月の上旬)。毎日同じような、かつ一様に崩れた生活パターンを繰り返しているせいか、時間感覚がハッキリしない。長いような、短いような。

どうやらハッキリしないのは、時間的な距離感覚だけではないらしい。時間軸上の前後感覚も同じように狂い始めている。

例えば、友人と流行りの「オンライン飲み」をした日と、マスクを着けメタルギアさながらに人目の合間を縫って買い物に出かけた日と、そのどちらが先でどちらが後か、と聞かれると、どうにも自信をもって答えられないのである。

仮にも(月並みに言えば)一度きりの今日を積み重ねる中で、記憶に整理されない時間ばかりを無駄に吐き出し続けるのは、さすがに味気のないものだ。
そこで賢い私はある解決策をひねり出した(ここ最近自分をほめることを習慣づけている。もっとも他人様の御前でやらぬべきことなど自明である)。

文字に残せば良いのだ。

自分の頭で処理しきれない情報は、自分以外の何者かに処理してもらえば良いだけのことだ。そのためのSNS、そのためのnoteではないか!!

……早い話、俗に言う「日記」をつけようと思い立ったのだ。

端から毎日継続する気はサラサラないが、取り合えず「書く」ことを習慣づけようと思う。


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