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患者のくらし

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日々の生活のようすについて書いた記事です。だいたいがドジ話。
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#絵日記

大阪にヘルプマークが上陸しております

探し回っていたヘルプマーク。 ようやく、大阪でも6月から配布がスタートした。 遅い‥‥遅いよ、大阪府さん! と愚痴りつつ、6月に区役所で受け取って以来 患者は毎日このサインのお世話になっている。 特に不要なときは、 カバンの中にしまっていたけれど 今では、もうずっとつけている。 ヘルプマークの存在を「知ってもらうこと」が 大切だと思うので。大阪の皆さんよ、 この派手なサインを、ジロジロ見たまえ。 大阪の皆さんは、案の定 ヘルプマークを怪訝な表情でガン見する。 「この人、

だらしがないを、改めたい

患者が上京したのは、大阪の短期大学に 入学したのがきっかけだ。 田舎者にとって、大阪はとても刺激的な 街だった。 これまでの人生で、患者が最も 調子に乗っていた時期。 もしもこの時代へワープできるなら。 あの頃のじぶんに、言ってやりたいことが 山ほどある。 女子大生だった患者は、その日 駅のホームを歩いていた。 コンパか何かに出かけるところだったと思う。 穴をあけたばかりの耳にはピアス、 メイクはしていたけど、いまひとつ あか抜けない感じ。 外出時、女子大生はヘッドフォン

子ども時代の困りごと

子どものとき、学校に行きたくないと思ったことは 何度となくあった。 「明日のマラソンいやだな」という、単なるサボり心もあれば 対人関係の迷路にハマって、動けなかったこともあり‥‥ 「あれ?オイラいじめられてる?」と思ったことは、2回。 そのうちの1回が、小学4年生。 もう1回が、中学2年生。 1回目は、クラスの女子数名から、とってつけたように 「無視」をされたとき。 「わたしはあなたに恨みがあります」という手紙まで いただいてしまい、ただただ恐ろしかった。 肝心の、恨む理

たまたまですよ

きのう、電車に乗って京都へ行ってきた。 気まぐれにぶらりと出かけたのだ。 患者の住む大阪も暑いけど、 京都も残暑が厳しい。 あちこち歩き回って、疲労困憊。 もう歩けなくなった患者は、 アイスコーヒーで元気を注入する。 なんとか元気を振り絞って、 三条駅をめざして店を出た、その時。 向こうから歩いてくる女子に、見覚えが‥‥ それは、前のシゴト仲間Mちゃんだった。 とってつけたような「バッタリ」っぷりに ふたりして「えぇぇぇっ?!」と叫んだ。 「ちょっとちょっと、どういう

たそがれの夜空に恋ダンス~吹奏楽編~

高校に入学したら、部活は 吹奏楽部と決めていた。 希望したパートは打楽器だった。 コンクールに出たり、演奏会があったり、 なかなか青春っぽい経験をしたと思う。 社会人になっても、ドラムを習いに通っていた。 そのうち、じぶんの限界(技術の)を勝手に こしらえて、楽器から遠ざかってしまって。 それから、20年くらいたったある日。 会社をやめて、時間ができた患者は たまたま 自宅の近所に、一般の吹奏楽団を見つけた。 毎年、ちゃんとコンクールに出ているし もちろん演奏会も開催して