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ponchalism
私の授業「ごんぎつね」
単元名は「読んで考えたことを話し合おう」。
単元の目標は大雑把に言って二つ。
一つは、「登場人物の気持ちの変化を想像して読むことができる」、
もう一つは、
「一人一人の感じ方の違いに気づくことができる」、です。
私は、登場人物の「ごん」や「兵十」の気持ちの変化を、場面ごとに、「喜」「怒」「哀」「楽」で表現させるように設定しました。勿論、キーワードをもとにその理由も考えさせました。各自の考えたことを班で発表しあい、班長にその概略を全体の場で発表させ、それらを一つにまとめて、この場面は「喜怒哀楽」の「喜」とか「怒」というふうにまとめていきました。勿論、「怒」と「哀」の二つが入ることもありました。
この全体の話し合いの後、この場面の見出しをキャッチコピーで表現させるようにしました。ここでは、なるほどと思わせる優れた表現が多く出てきます。感じ方の違いや友達の考えの良さに触れて自分の思いを広げて行くのに適しています。
また、先述の「喜」「怒」「哀」「楽」は、時系列に並べていくことによって、「ごん」や「兵十」の気持ちの変化を捉えることができます。
余談になりますが、「影」の演出について触れておきます。
「5」と「6」は月夜の場面です。影法師を踏み踏み、兵十と加助の話を、危険を冒してまでも、聞きたい「ごん」の思いに共感できるように、実際に影を作って児童に動作化させました。
この月夜の影作りには苦労しました。試行錯誤の末、考え付いたのが、プロジェクターと鏡の使用です。
黒板の上に鏡を斜めに取り付け、プロジェクターの光を鏡に照射すると、月夜の晩にふさわしい暗さの影をつくることができます。これには私自身驚きました。
(See you)