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わらぐつの中の神様

CDでスーザン・ボイルの「夢やぶれて」を聴きます。
でも、涙は出て来ません。
それなのに、YouTubeの
「Britain' s Got Talent」第3シリーズのスーザン・ボイルの出演場面、イケてない47歳の女性とあの天性の歌声(タレント)の落差に人々が狂喜する様を見ていると涙が止まらなくなります。

この感情はいったい何なのでしょう?

それは、「わらぐつの中の神様」(杉みき子作)の世界を体感させてくれているからかもしれません。

「わらぐつの中の神様」の物語の中で、おみつさんは、上からつま先まで、すき間なく、きっちりと編み込み込んだ丈夫なわらぐつをこさえます。それを市場に出すと、ぶかっこうなわらぐつだと言って、誰も買ってくれません。そんな中、通りかかった大工さんが、そのわらぐつを見て言います。「おまんのわらぐつはとてもじょうぶだよ。いい仕事ってのは、見かけで決まるもんじゃない。使う人の身になって、使いやすく、じょうぶで長持ちするように作るのが、ほんとのいい仕事ってもんだ。そのわらぐつには神様が入っている。それを作った人も神様と同じだ。」

スーザン・ボイルのピュアな天性の歌声はまさにわらぐつの中の神様です。

8ヵ月のステーホームから私を引きずり出したものは才能でした。

2020年は、ミュージカル「BILLY ELLIOT」。

さぁ、私も新たな才能(タレント)探しの旅に
出かけるとしましょうか。

(See you)