『カムカムエヴリバディ』第75回　今、ムカつくイケメンがいいこと言った！

　舞台は昭和58年（1983年）、3代目ヒロインひなたは、高校3年生になりました。家業の回転焼きすら作れない無能です。思いつきでミスコンに出ました。

中世人は大河で間に合ってます

　もう馬鹿馬鹿しくてあらすじを辿る気にもならんのですが。
　あのミスコンで、相手役俳優がムカつく客だからって斬りかかるって、ひなたは原始時代を生きているんですか？　いくら相手が嫌な奴だろうが、状況をわきまえて振る舞うのがまっとうな文明を知る人間って奴じゃないですか？　それをブチギレて斬りかかるって……お前は大河の和田義盛以下なんだよ！
　いや、和田殿をそういうたとえに使って悪いけどさぁ。
　ひなたがバカすぎて朝から嫌悪感が半端ない。演技指導も無茶苦茶で、昭和の手垢のついた「バカでかわいい女」ぶりっこが激しいし。朝からもう辛いです……。

思いつきで行動するだけなのに

　案の定ミスコンは落ちた。でも落ちてもショックじゃないことがショック。そうですか、何が目的か考えるだけの頭もないですもんね。それなのに松重豊さん（役名を覚えるのもめんどくさい）がきてなんとかなるってさあ。
　あとラジオ英会話はどうなったの？

令和と昭和格差

　『おかえりモネ』周辺は、努力して、人の役立つことを考えていた。モネが祖父の人脈で就職したことをネチネチ突っ込む記事があったけれども、別にそのくらい許容範囲では？
　ひなたはただの偶然頼り。昭和という時代ガチャで当たりを引いた世代はよかったですね。まあ、その世代もまとめて失われた30年の後ではドツボなんだけど。それでもガチャでいい時代に青春を味わっただけでもマシでしょうよ。
　ひなた世代への軽蔑が朝から募ってゆく。こんなの見せられたら、この世代に軽蔑しか湧かなくなってくるわ。世代ごとまとめて判断してはいかんけど。

　でも今日はいいことがあった。イケメンがひなたに「バカ」を連呼した。このドラマで初めてグッときたセリフかも。そうそう、その通りなのよ。