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『カムカムエヴリバディ』第101回 無害なヒロイン
はい、いよいよラストスパート。やっつけ仕事です。脇役の雑な恋バナもサクッと終わらせて、本編を雑にします。
「見つかる」とわかっている感のある会話
1999年ならばインターネットもある。携帯電話もある。しかし、ひなたもるいもあまり使っていない様子。1999年代も末期となれば、そういう探し方をしていてもよいだろうに、なんだかアナログ感のあるすっとろい人探しです。
そもそもが例のオカルト小豆回転焼きをお上品にパクつきながら(るいだけ食べる場面が妙に小綺麗である)、のんびりまったりと話しているそぶりからは、真剣みが見えないというか。
なりふり構わず探すとか。親子の断絶に思いを馳せるとか。そもそも生きているのかとか。そういうことはなく、「どうせ明日には会えるし」程度の真剣みしかないように思える。
ノストラダムスの恐怖の大王にかわって、安子が出てくるんでしょう。はいはい、わかっているから真剣みもない。
英語の発音にせよ、文章にせよ
誰が指導しているのか。しているにせよ時間が最低限しかとってないとわかる雑さで耳に悪い。
当てが外れてませんか?
この朝ドラは、るい役が女優復帰に向け「ヒロインもできる! ヒロインの母もできる!」と喧伝したかったのでしょうが。るいヒロイン時代は無理があったし、今も親子にちゃんと見えない。そりゃそうでしょうね。るいだけメイクから撮影技術から、気合い入りまくりですもんね。
演技も一本調子で。
視聴率はいい。ただし、朝ドラはそういうものだし。NHKプラスの再生回数が伸びた『おかえりモネ』とはそこが違う。要するに視聴層が高年齢で、先がないということです。
なぜ、1990年代を描きながら阪神淡路大震災すら出てこないのか?
ゼレンスキーはサリンに言及したが、ひなたはそうしない。
保守としてはうまいと思う。そういうシリアスな題材を扱っただけで色々めんどくさい。『おかえりモネ』に「また震災?」とケチつけるやつもみたし。『半分、青い。』の震災描写に正義感をふりかざしてキレまくっている人も大勢みた。
そういうことのトリガーにならんためには、沈黙こそが金なのよ。私にはひなたが自分のことしか考えていない鈍感なアホにしか見えないけど。
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