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『舞いあがれ』第54回 ラベンダー畑でデート

 相変わらずとっちらかったまま、強引にデートへ。

これぞまさしく“お花畑”ってやつだろう

  飛行機操縦しながら妄想に耽っているパイロットなんて、悪夢でしかない。何度も言うけど飲食店は入らなければいいだけ。飛行機はパイロットを選べない。こんな妄想バカが飛ばす飛行機に乗るなんてごめんだ。

 あと最近回想増えたね。スタミナ尽きているんだな。なら朝ドラなんてスタミナ大事なもの引き受けるなよ。誰がそうなってんのかしらんけど。

 相変わらず恋バナに全集中の呼吸なので、だらーのべーっとしたパイロット訓練(スタジオ撮影ならコスパがいいね)をちょっとだけ流し、幼馴染もつけたしのように入れ込み、あとはくっさいデートでした。舞と柏木って、キタキツネに餌付けする困った観光客みたいだよね。
 
 柏木の最低最悪さがわかっているだけに、こうして人は地雷を踏むんだなとしみじみ。劇中は丸く収めるんだろうけど、20年後とかどうなんだよ。『ちむどんどん』のように長いスパンだと、山あり谷ありで夫婦は成立すると描けたけど、マイナス感情を徹底的に避け(た結果、ドツボに突っ込む)る本作ではやらんだろうけど。

 それにしても。
 絵が、古い。
 劇中は2000年代だったと思うけれども、センスが1990年代くらいの安っぽい絵。カラオケでラブソング背景として流れていたような男女。ファッションも、色彩感覚も古い。このドラマはヘアメイクや衣装も謎で、半端な2020年代韓流風からなんか古いものまで無茶苦茶で。
 理由はわかった気がする。
 1990年代あたりに青春を送った層に届く恋バナ展開で釣る気なのだろう。それでは古いからとテキトーなジェンダー観を時々ぶち込んでくる。

 いまだに安っぽいドラマのことを「韓流みたいw」と草生やす人がいますが。いや、今時の若者は「日本のドラマみたい」と思っているでしょうね。何もかもがダサい。韓流ドラマのあとにこれをみると、色彩感覚からしてあまりに古くて脳みそ割れそう。

ハッシュタグが間違ってトレンドにあがる悲哀

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