『ちむどんどん』第31回 10連勤開始
1972年、沖縄復帰の年に上京した比嘉暢子。イタリア料理店で十日連続勤務が始まります。
半世紀前の労働環境と受け止め方
気になるところは暢子の髪の毛でしょうか。これは気になる。とはいえ、『カムカム〜』のおまじないあずき作り、頭巾すら被らない回転焼きのおかげで心理的抵抗が下がり、甘くなっていたかもしれません。
この労働描写はベタでしたね。皿を割る。専門用語がわからない。女はダメだと陰口を叩く。それをとんでもない、ありえないとSNSで叩いてスッキリするか、そうではないかってことなんだけど。
本作叩き定番として『まれ』との比較があげられます。元気いっぱいのヒロインが都会に出てきて調理系で頑張るというところが共通してはいる。ただし、舞台設定が数十年ずれているんですよね。
なんか本作は、半世紀前という意識にうまくついていけなくて、昭和後期か平成くらいのノリと混同している感想も目立ちます。朝ドラあるあるといえばそうだけども。
オーナーとの因縁はわりとわかりやすいと思う。ホラ、みんな大好き伏線ってやつだ。
良子と歌子の道
良子はもう金吾との結婚しかない。あんな結婚指輪を出されて、大勢に目撃されて「ハイカラだねえ」なんて感想言われて。もう、断りきれないさ。
智は鶴見に来ちゃっている。ということは歌子とは離れた。良子と歌子は溜め込むタイプだから、こちらも色々心配です。
そういう意味では、にーにーがとっとと出てきて色々吹っ飛ばして欲しいかも。
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