『おかえりモネ』第51回　モヤモヤするこの気持ち

　東京に来て楽しい！　そう興奮しているモネです。

なんだかモヤモヤする

　二日目の夜、明日美に話しています。明日美は悠人と三生がヤバかったと話しかけてきます。でもこれっておそらく、ニュースで取り上げなければピンと来なかったかもしれないわけで、報道の意義を感じます。そのヤバさを個人単位で、ニュースで伝えることはできないとモネ。ほんとうに心配したら電話です。モネなりに葛藤はある。報道か？　大事な人を守るのか？　そこが問題です。

　そんなモネは翌朝出社前、布団の中でスマホをチェック。長文を送ったのに、菅波はこれだ。

「がんばってください」

　まあ、あの先生だしこんなものか。そう達観するモネ。でも長文送ったのにこれは恥ずかしい……恥ずかしい。なんで？　自分の気持ちに戸惑っています。そこはマイペースだからさ。

気象予報は金を節約できる

　そして午前8時50分、ウェザーリポートに出社します。ここで野坂が社内を説明します。

報道気象部：お天気ニュース等。気象予報士といえばこのイメージかな。
交通気象部：交通の便に関わる気象情報を担当。
流通気象部：マーケティング情報に関わる気象情報等。

　企業の売り上げは気象情報が左右します。特に野坂のいる交通は、利益に直結します。風の読み方一つで変わるのです。昨日は台風の進路が変わったから大変。忙しそうに働く気象予報士たちがいます。
　日本は島国だから、船の航路を決めることが大事。飛行機よりも荷物の積載量が多い。気象情報ひとつで燃料代が変わるから、感謝されているのだとか。
　野坂は高速道路担当です。冬が大変なのだとか。路面凍結、積雪。除雪車の手配等……。ここでモネが即座に理解できているのは、東北出身者らしいところ。車にチェーンを巻かずにやってくるスキー客に「なんだべ」と嘆く東北人ならわかる。雪国は交通にかかる経費の九割が積雪がらみなんて言われますからね。

明日から昼夜逆転

　ここで報道気象部の神野がやって来ます。なんでも中継でカンペが飛んで大変だったとか。そして神野はモネに入館証を渡すのです。かkしてモネは『あさキラッ』に配属が決定しました。コサメと傘イルカのパペット担当です。安西はパペットを動かすモネに期待しています。
　本人の希望はこれでよいのか？　モネは別にテレビにそこまで興味がないような気もしますが、果たして？　ミスマッチには将来気づくとか？　
　そして安西は、退社だと言います。えっ、もう？　なんでも『あさキラッ』は3時半出社で、11時半退社。神野はこの仕事は好きだけど昼夜逆転だとぼやいています。それで彼氏とも続かないって。なるほどね。

　モネは未知に電話しています。お父さんが毎朝録画すると返す未知。モネは映らないんですけどね。未知も、希望通りの水産研究科配属となったそうです。モネはりょーちんとも魚市場で会うか聞いています。りょーちんは、「メバチが終わって4月イナダでごまかしメジ待ち」と返してきたとか。暗号か！　そんなことを言う亮が漁師に慣れてきたと安心するモネです。これを調べた脚本もすごいと思います。
　そんなモネは、未知と亮があっていると思うとほっこりするとほのぼのしている。これは妹の亮への恋心を知ってだとは思う。
　それなのに自分の恋心には気づけないのか！

　そんなモネは午前2時に目覚ましをかけて起きます。洗面所で身支度をしていると物音がする？　誰かいる？