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『おかえりモネ』第73回 傷つけてしまうことは怖いけど

 亮の祖母であり、新次の義母であり、行方不明になった美波の母である横山フミエが、永浦家に来ました。及川親子、それに秀水までいるということは何かがあるのでしょう。

美波のことで話がある

 お茶をいれることになって、ここで耕治がまんじゅうがあるとオタオタすると、宇都宮の千絵が持たせてくれたというお茶菓子をフミエは出します。フミエは奥ゆかしい東北の女性であり、孫の亮をわざわざ船からおろしたことを詫び、永浦雅代にまずお線香をあげます。
 そして美波のことで話があると、気仙沼市から送られてきた封筒を差し出します。
 何年経とうが、そんなことは当事者にとっては昨日のこと。そんな重みを感じる封筒です。

明日美の恋愛語りは長い

 東京で未知は汐見湯に戻り、東京の地下通路に文句を言っています。地下帝国か! そうぼやく未知。都会の人と地方の人の歩数をちょっと考えてみっか。意外と前者の方が歩くのな。地下道だのなんだの田舎にはねえし、車で移動すっからな。
 明日美は菅波とモネが週末に約束してあうことに大興奮! 約束して会うことが大事。偶然会うのでは進まないと恋愛のコツを語ります。お互い気持ちを伝え合わないと! お互いに好意を持っているなんて一瞬、人の気持ちはふわふわしてる! 一瞬の奇跡を逃したらダメ! 変わったら戻らない!
 そう持論展開する明日美。恋愛の猛者ですね。そして買ってきたタピオカを飲みます。2016年らしい……いや、2018年頃からブームは本格化するから、先取りしているのかな。

お姉ちゃんはずるいのか

 この夜、姉妹は布団を並べて眠ることとなり、語り合います。明日美のことを聞かれて、モネは亮のことは安心していいと語りかけます。明日美は遠くにいる人は好きにならないから、そうじゃないって。明日美は嘘を言わないと太鼓判をおすモネ。
 未知は都会を嫌がり、早く島に帰りたいと言います。人も街もちがう。ちゃんとやれている姉や明日美に感心しています。モネが遊びにきて慣れればいいというと、島がいいと未知は頑固に返します。研究所の仕事も楽しいし。そう語る妹の横で、姉は考えています。
「お姉ちゃんはずるい」
 あの言葉の意味は? 未知は心の底から、都会がいやなのかな?

菅波も自分が見えていないから

 登米では菅波がぼーっと天井を見ています。その様子をサヤカが見ている。緊張しているのかと聞いてきます。菅波は週末のことをあかしていますからね。菅波は自分は器用じゃないから、また傷つけてしまわないか不安に思っているとか。いや、モネが傷つきやすい性格だったらとっくに遠くに行っているはずですよ。結構キツイことを言ってきたからなぁ。
 ずっと大事にしてくれたじゃないか。そうサヤカが励ますと、菅波は「ずっと大事にしたいと思っている」と返します。人間は自分のことがわからない。そう菅波は言い出します。
 菅波は患者の診察が苦手でした。感情がコロコロ変わる。僕のような人間のはハードルが高い。だから外科を選んだ。でも、案外向いているのかもしれない。そう登米で思い始めたのだとか。
 こっちを選んだ方がいいのか、迷っているのです。外科に進むなら医局に戻れと中村先生はいうけれど……。
 そうなかなか重い悩みを打ち明けると、サヤカはモネに話してみたらいいと言います。先生のことを一番よくわかっているから。そう断言するのでした。

りょーちん、久しぶり

 モネは帰り道で、電話をしています。未知と明日美は一緒にいるそうです。モネも明日は休みだし合流したいというと、明日美はデートに備えろと返してきます。甘く見ていると失敗するって。
 モネは電話を切り、風が冷たくなったと感じます。風が冷たくなると雨が降る……そう菅波が一生懸命教えてくれたっけ。
 そう思い出しながら汐見湯の前までいくと、亮がいました。
「モネ? マジでいた、ひさしぶり。元気?」
 そう声をかけてくる亮を、モネは汐見湯へ誘います。

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