『水都百景録』を楽しもう「本草学」
朝ドラコラボのようですが、本草学の話でも。
朝ドラ『らんまん』に出てきた李時珍
今回の朝ドラは、植物学者である牧野富太郎をモチーフとしております。幕末に生まれ、日本近代化とともに歩んだ牧野富太郎。彼がどうやって植物学の道を歩んだか。その原点として、李時珍『本草綱目』が出てきます。
『本草綱目』は江戸時代を通して日本でも学んだ
『水都百景録』でも、李時珍は『本草綱目』の作者として出てきます。
江戸時代、漢籍の輸入が拡大します。そんな中、『本草綱目』は本草学決定版として学ばれてきました。どうにも学問に手がつかない万太郎は、蘭光という師から『本草綱目』を見せられます。これを読みこなせば植物のことがわかる。そう教えられて、万太郎は漢籍読解に取り組み始めるのです。
どうしても日本での漢籍読解は、まず四書五経あたりからになります。万太郎は興味がないからそういうのは読まない。でも、『本草綱目』も読めるとなれば俄然やる気を出すのです。
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