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『カムカムエヴリバディ』第58回 川べりを走るヒロイン
ジョーはトランペットが吹けなくなり、大阪へ戻ります。すると社長の娘である奈々といたため、るいは早とちりをして他の女とできたのかとショックを受けます。それを訂正しないどころか認めて嘘までつくジョーでした。
ヤクザしかいないような大阪
このドラマは方言指導をしてへん。『スカーレット』から『おちょやん』までの良心はどこへ消し飛んだのでしょうか? 標準語のイントネーションで関西弁を喋る地獄がまだまだ持続中です。ベリーは京都出身設定ですが、京都らしいやわらかさはない。雑な言葉遣いです。
しかも言っていることが無茶苦茶。トミーは誰彼構わず掴みかかってキレ散らかして怒鳴るし。ベリーも怒鳴るし。るいも怒鳴る。トミーの無茶振りは誰か止めなかったんですか? ジョーがトランペット吹けなくてもいつかどうにかなるから予約はそのままにしとけ、スケジュール変えるな!……ってヤクザか! いや、ヤクザでも言わんわ!
プライバシーに侵害する昭和脳
クリーニング店手が恋愛に首を突っ込むところも不愉快です。親の代わりだからこうしているのでしょうが、こんな上司はしみじみと嫌です。るいとジョーの恋愛を突き回しすぎていてひたすら気持ち悪い。ジョーは無理矢理るいの体を触ることが多くて気持ち悪くなります。そういう価値観はもう駆逐していきましょうよ。昭和舞台だからええわけないやろ。『アンという名の少女』でも見習ってください。
指導をしていない
トミーのふてくされたトランペット演奏はなんなん? どんなにふてくされていようが本番では見せないのがプロやろ。トランペット指導や練習もしてませんね。『おちょやん』の時はしていたのに。
発声もおかしい。奈々はあまりの棒読みというか、抑揚がおかしい箇所があってびっくりしました。
地理関係がおかしい
るいが走っていく川の横の土手。大阪の中心部にあんな風景ありますか? 大阪らしい都市部に橋がある画と比較するとあまりに不自然です。あんなところを猛烈ダッシュしてジョーの元へ辿り着くかよ。
だいたいあんなに走る意味ありますか? 電車に遅刻しそうとか、バスを追いかけているならわかる。撮り方もわざとらしくて「ふかっちゃんプロモビデオ」感ばかりがわかってゲンナリさせられました。
にしても、川縁を走るヒロイン=青春という図式が昭和過ぎてわけがわからない……センスが古い。
何もかもがシュールで意味がわかりません。
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