『舞いあがれ』第43回　鬼教官に負けずにがんばる

　そもそもとして。このドラマは2007年の日本が舞台なのに、ヘアメイクが2020年代韓流風なのはなぜなのか。

本物のボロクソを見せてやる

　そう思いたくなるよな。大河内はじめ教官の言っていることは別におかしくない。それを「ボロクソ」ってさあ。きみらの教官を八田知家先生あたりにしたくなるよ。

・発声がおかしい。妙に鼻にかかってべちょべちょした気持ち悪い声と喋り方。あるいはキャラ付け重視のスカした不自然さ。演技指導をしていないんじゃないかと思うほど
・このドラマは要するにプロットがない。キャラ設定だけがある。ゲームっぽいなと。キャラ絵、話し方、クセのあるボイスがついている。それが動けばいいでしょ、みたいな。シナリオに筋道が通ってない
・吉川晃司さんだけがまとも。演技は当然うまいし、発声は一人だけいい。ゆえに学生全員がクズに見える

　こういうことが「ボロクソ」ってことだよ。大河内は優しいよ。

反論できない、マイナスの感情を受け止められない

　そういう現代社会の嫌な部分の煮凝りみたいだ。

　悠人はなんなのか。こんなに腹立つ朝ドラの人物もいない。推測だけれども、某大手掲示板管理人をモチーフにしているんじゃないかと。

・コスパ連呼
・無礼
・マウンティング
・真面目に取り合おうとしない
・自分の方が賢いといちいちアピールしてくる
・論破しているようで、議論の壇上にすら登っていない
・卑劣
・卑怯
・愚昧
・自分のせいで誰かが損害を被っても逃げる気満々

　このご時世に、エッセンシャルワーカーを薄給呼ばわり。特定の業種を「薄給www」とうすらバカにしておいて何様のつもりなのか。こんなもん放送する神経を疑う。

　でも久留美も言い返さず、メールで打つだけ。
　教官にイラついても顔に露骨にだすだけで、反論すらろくにできない。で、悪口陰口を仲間同士で言い合い盛り上がる。それかメールか。
　まっとうに議論となると勝てないから、はなっから誤魔化すことだけ考えている。相手があきれて黙ったら「論破w」。賢いですねえ。
　卑劣もののためにドラマ作ってますか？　こんなもん、乗っかりたくもない。