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『虎に翼』第56回 戦災孤児は戦争最大の被害者だ

 昭和24年(1948年)1月1日、家庭裁判所が開設にこぎつけました。その二日後、寅子は電報を手にして愕然としています。

電報で何を送ってくるんだ

 電報という時点でね。電報のお約束といえば「ハハ キトク スグカエレ」みたいな文面を思い浮かべませんか。それが多岐川はこうだ。
「急用あり。今夜七時拙宅へ来られよ。多岐川」
 なんなんだよ。

 まだ正月飾りのある多岐川の家にいくと、香子が出てきます。ヒャンちゃんと呼びかけようとして、香子と言い直す寅子。案内されていくと、褌一丁の多岐川がいました。
 多岐川は待ちかねたと言い出す。なんでも仕事始め前、家庭裁判所発足を祝うために何かするらしい。準備があるのに呼ばれると迷惑だと困惑する寅子。なんでも多岐川は滝行が趣味だそうです。しかし好みの滝がないらしく、庭での水行で我慢しているそうです。多岐川は考え抜いた家庭裁判所の5大基本性格を発表すると言います。寅子ですらツッコミに回るしかなく、寅子は水をかけます。

滝行で提唱される5大基本性格

独立的性格
民主的性格
科学的性格
教育的性格
社会的性格

 以上!
 今週は一週間かけて解説するんですかね。汐見が書き写しています。妊娠中の香子には確かに頼めない。でもだからといって寅子である必要が? 小橋と稲垣も、香子の元の名前を知っているということもあるかもしれませんが。

女性が裁判官になれる時代へ

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