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『カムカムエヴリバディ』第34回 おじさま接待なら任せろ!

 ラジオ英会話が終わってしまう――大事な番組でした。
 安子と勇の再婚話に、雪衣は苛立ちます。算太に、安子はるいを置いて出ていけと強く言ってしまう。そんな雪衣を勇は強くたしなめるのでした。
 一方の安子は、ローズウッドから日本語の美しさを聞かされ、英会話教材作りに励むことになりました。稔のことをうっとりと思い出す安子でした。

ファイナルオヤジファンタジー朝ドラクロニクル

 このドラマはプロット的におかしい。
 今更、勇と安子の再婚話が持ち上がるのも妙だとツッコミましたが、雪衣もおかしい。勇のような年齢の男性がいる家でもあるし、そこは警戒しておばちゃんでええんちゃうか。そう突っ込んでしまう。
 しかも身分差やもろもろを超えて勇に恋をして、嫉妬のあまり怒り出す。そのくせ算太のセクハラには怒らないと。

 まったく手がかからないるい。子どもを生身で観察していない感がバリバリにある。
 
 そしてローズウッドの会話も、日本スゴイ番組にありそうでキモい。木漏れ日が英語にないからスゴイ! そう言われてもピンと来ない。だから何? そうとしか言いようがない。こういう「日本語にしかない表現!」は流した方がいいですよ。こんなこと言い出すのは、社交辞令か、日本人の愛国心につけこんで悪いこと企んどるか。
 あと英語学習の過程も無茶苦茶ですよね。昭和のおっさんが好きそうな、「ガイジンと恋愛したらペラペ〜ラ!」の世界観。このドラマの作り手、文法が嫌いでしょ?

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