『ちむどんどん』第120回 美味しいものを作り、食べさせ続けること
やんばるへ戻ると決めた暢子。その送別会が始められています。
それぞれの別れ
最終週へ向け、ちょっと押し込め気味だけども、東京との別れです。
・田良島
田良島はこうなることを予測していたとか。和彦の目標である沖縄に関することの執筆は、東京ではまだできないということでしょう。
・矢作
店は畳むか? どうするか? 矢作が引き継ぐことになりました。いろいろあったけど、彼なりの問題点を克服し、念願の店まで構えたのだから目標達成です。よかったよかった。井之脇海さんの説得力よ。
・重子
重子は中原中也の詩で見送りつつ、沖縄に来て欲しいと和彦に言われます。生前は理解できなかった夫。でも、その夫の思いが宿る沖縄に行くことでわかることもある。できなかった家族との和解が実現できました。そりゃ波子も泣くわ。
そしてここで多江が、ここにいない房子に会うように促します。思えば三郎と色々あった、そんな相手を多江は気遣っている。なんか多江をかわいそうだのなんだの言っていた界隈も知っておりますが、何が幸せでそうでないか決めるのはあなたたちではないでしょう。
オーナーの命令は絶対です
二ツ橋が説得してもこなかった、そんな房子の元へ暢子は向かいます。そしてペペロンチーノ対決。
朝ドラとして構造がよくできていて、送別会でこれまでの回想シーンが出てきます。思えば暢子は無謀だった。でも、それでいろいろなものを変えてきました。
そしてペペロンチーノ対決をする暢子。勝ったら沖縄に来て欲しい! そう強引に約束しようとします。じゃあオーナーが勝ったら? 決めていない暢子。勝ったら赤の他人になるとツンケンする房子。
勝敗はあいまいになっているようで、これは房子が沖縄に来ると示される終わり方です。
そして重子は、どこへ行っても美味しいものを作り続けるよう、暢子に厳命するのでした。オーナーの命令は絶対です。これから暢子がどう生きるかまで、オーナーはちゃんと見ているようなものかもしれない。
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