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『カムカムエヴリバディ』第60回 オカルト小豆煮込みで勝利

「るいとジョーが新婚生活を京都で始める、っとぉ」
「ええっ……(なんで京都?)」
「京阪神を盛り上げてこそ、だろ!」
「そないなこと言うたら……(なんやねんあの半端な関西弁は!)」
「あ〜何それ文句あんの? ほら、京都人の好きな回転焼きを、あの小豆ソングで作ればバッチリだろ!」
「ところでラジオ英会話が消えている気がするんですが(まあこの人英語嫌いやしな)」
「いいのいいの! ナレーターが英語で喋れば誤魔化せるって!」
「はぁ……(どんだけ視聴者舐めとんねん)」

ガサツなベリーが京女という衝撃

 ベリーというあだ名のくだらなさが判明したわけですが。それより何より、ベリーのお茶の立て方や和服その他諸々が気になる。ええとこのお嬢さんのわりに、着ている和服がこう……あんまりええ感じがしないっちゅうか。そもそもベリーはガサツだし、関西弁が京風のアクセントでもないし。一から十まで「嘘やん!」なのですが。

こいつら、ガチャ運だけはいい

 もうるいとジョーの無能さにはイライラしてきますね。ドラマだから偶然頼りはある程度いいですよ。でも、説得力あることを言ってください。
 『おかえりモネ』の銭湯を兼ねた下宿は、祖父の人脈だとわかった。そういうのがない。この二人の場合、一人は戦災孤児、もう一人は家出人でとても大変なはず。そういうことはやらないと。

『おねがい社長』広告動画のような事業展開

 いいたいことは山ほどあるけれども。最大のものは「回転や気舐めとんか?」これやね。

 『おねがい社長』広告動画並のチョロさで開業される、そんなるいの回転焼き。

「あったよ手頃な道具が!」
「でかした!」

 そんな『彼岸島』のようなチョロさでオッケー。しかもるいは「小さい頃に見ていた」程度であん作りの達人らしい。そしてあの「おいしゅうなぁれぇ〜」という薄気味悪いオカルト呪文ひとつでおいしくなるそうです。
 間抜けなドラマですよね。二人しかいないし、試作段階なのに、あんなに山ほど回転焼きを作ってしまう。金もないのに。あんなのはなから成功する、売れるとわかっていなければできない。
 細部の細かいところはやらないで、疲れた顔した二人が昭和センスデートをすれば、それだけでチヤホヤされる。悪い知恵をつけた人間による手抜き仕事です。どんだけ視聴者は舐められているのか。

 これが安子とるいの味と言われても、全然美味しそうに見えません。

 安子やるいって、今いたらテスラ缶手作りしてそうですね。ジョーはメルカリで買う派。

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