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『カムカムエヴリバディ』第81回 「うちいり」でウケるー!

 舞台は昭和58年(1983年)、3代目ヒロインひなたは、映画村に就職しました。すると謎の老人が映画村に来ます。算太でした。

ゴシップ週刊誌の世界

 芸能人の下劣なネタ。芸能界の裏話。悪口。ゴシップ。そういうものをごった煮にした週刊誌やスポーツ新聞は、昔から悪名高いものでした。最近はネットにも活躍の場を伸ばした結果、下にひきずられるようにそういうものが前面に出てきた印象。本音と建前が崩れた世界といいますかね。
 ネットはPVを伸ばすことが第一。真偽不明だろうが、SNSから拾った投稿を針小棒大にしたものだろうが。それでいいのですよ。
 そういうゲスなノリをドラマにしたみたいなもんだと思った。

「うちいり」が面白いと思うセンス

 このドラマは全部くだらない80年代から90年代センスで停止していると思える。なんですか、あの「うちいり」という暖簾は。くだらねー。ゲス。そこはせめて「池田屋」くらいにできないかな。
 あとせめてしっかり、五十嵐役の方に殺陣の稽古つけましょうよ。なんか動きが軽いんですよ。

 今朝最低最悪だと思ったのは、出征して戦死した父親のことで笑いをとる場面。ひなたも真面目にそういう話を聞く態度がなく、自分のことしか頭にない。
「はいはい、また年寄りがはじまったよw」
 そういうノリで戦争体験を聞き流していたやつの、根性の悪さ、愚かさが全面的に出ていますね。これを是とする人って、「戦争体験者の話を聞くのをサボったw」「居眠りしたw」「からかったw」というのをとんがった笑い話だと思えちゃう感性の持ち主なんだろうと思う。軽薄そのもの。もうウンザリだ。

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