『カムカムエヴリバディ』第35回 食品衛生よりもテスラ感
勇は再婚話を意識している一方、安子はローズウッドと英語テキスト作りをしています。
勇はいつまで伸びかけ坊主なのか?
勇はよくわからんけど雪衣に対して反省します。それにしても、勇は発声が本当におかしい。いちいち息をスーッと吸い込む音がいちいち入るけれども、あんな話し方をずっとする人はいないと思う。ここぞというときならばわかるけど、常時そうなっているんじゃないかと。ああいうのは真っ先に修正すべきものでは? 変な癖がついてますよ。
あと坊主頭。るいがでかくなっているのに、勇はずっと伸びかけ坊主頭で、見ていてぶっ倒れたくなるほど不思議な時間の流れ方に思えてきて。朝から気持ち悪くなります。
木漏れ日一本打法のローズウッド
そしてローズウッドはまた! 木漏れ日の! 話をしている! 好きな日本語の単語がそれしかないところ。それがよりにもよって「木漏れ日」なあたりがアホ丸出しっちゅうか。
海外の小説や映画だと、「ゼン」「シブミ」「ブシドー」あたりが出てきますね。まあ、朝ドラでそんなもん出しても忍者出すわけじゃないし、まあ仕方ないとは思うけどさぁ。ローズウッドは歴史とかそんなもんに興味ないんでしょうね。こいつアホやわ。アメリカ人のガチな武士道マニアなんかは、わざわざ奈良の一刀石あたりに出かけて行って、柳生の道を調べたりしているんですけどね。アメリカ人の書いた剣豪本とか手にとったことないんやろな。もう、こんなん柳生十兵衛に斬られてしまえ。
それにしても、ローズウッドと安子の会話は恥ずかしくてぶっ倒れそうになる。このドラマのスタッフにとって英語とは、ガイジン(アングロサクソン系を頂点とした白人のみを想定)にちやほやしてもらうための道具でしかないわけね。おはぎの説明なんてニッチな会話をテキストに入れるってドのつく無能よ。もっと普通に道案内とか、家族の紹介とか、テキストに入れましょうか。
算太のパントマイム練習時間不足が……
算太のパントマイム、これ、濱田岳さんのパントマイム、やっつけやろ。動きおかしいし、朝からキモいわ。どんどん濱田岳さんが嫌いになるようなことをやらんで欲しい。あと手にする花も「そのへんで買うてきたで」感があっておかしい。このドラマの花はおかしい。時代考証してへん。まあ、ヘアメイク衣装全滅やしな。そうそう、ローズウッドのスーツやネクタイがおかしいと思う。AOKIで買ってきたばっかり感のあるものを出されましても。
性的同意がない時代の感覚なので
演出も古い。
「あんこ」
と嫌がっていたあだ名で呼び、腕を後ろから掴む勇。なんですかあれ? ただの無神経なクズ男じゃないですか。ああいうのは昭和感覚が抜けないおっさんからすればワイルドな男らしさかもしれませんけど。今時、ただムカつくだけじゃないですかね。当時だってよいところのお坊ちゃんならマシだろうに。
こんなやつ、
「そんなに野球好きなら、これでええか?」
って、バットで頭をホームランしたくなるわ。
勇は野球しかええところが出せないから、いつもいつも野球。亡くなった兄に「アメリカと野球する」とか祈っているんですか?
安子はおまじないあんこ。
勇は野球。
ローズウッドは木漏れ日。
こういうのを馬鹿の一つ覚えって言うんじゃないですかね。
こいつら全員、今おったらテスラ缶を愛しているよね。おまじない主義だよね。『三国志』だったら全員黄巾党な。
そうそう、ご指摘を受けましたが、朝鮮戦争は無視ですね。ちゃんとやったらローズウッドの処遇が引っかかるだろうから。またか。またかよ。もう呆れてしまう。
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