『虎に翼』第130回(完) さよーなら、またいつか
「袴田事件」に無罪判決が出た翌朝、『虎に翼』は最終回を迎えます。
男女共同参画社会基本法、成立
寅子が元気よく体操をしています。
しかし、この場面で寅子が立つ位置は、前回優三がいた場所と同じです。薄暗い星家の居間で明るくうっすらと照り輝いているようにすら思えます。
そこへ優未が階段から降りてきました。寅子は優未に朝の挨拶を元気にするものの、優未は家族写真に「おはようございます」とそっと語りかけるだけです。そこには寅子の堂々たる写真もあります。
テレビからは「男女共同参画社会基本法」が成立し施行されるというニュースが流れてきます。この法律は全ての国民が個性と能力を発揮できる社会の実現を目指して制定されたものだと語られます。若い頃の寅子が聞いたら目を輝かせそうな法律ですが。
はて?
とはいえ、この法律が制定されただけでは不十分だと私たちは知っています。今日、日本の男女差別はますます国際的に見て悪化しています。日本が沈んでいるのか。それとも他の国が変わっていく中、それができていないのか? そもそもこのモヤモヤした言葉はなにか。男女平等ではないのか。なぜ2024年、25年経ても夫婦別姓すら実現しないのか。
はて?
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