『カムカムエヴリバディ』第32回 クリスマスがまた来る
算太が和菓子屋復活を決意し、勇は野球にこだわり、そして美都里は亡くなりました。
メリークリスマス! またクリスマスがきたよ! ローズウッドは岡山を立ち去ることになりました。
もとい演技指導をなんとかして……
勇の伸びかけ坊主をなんとかしてください。
野球に夢中だのなんだの言いますが、「まあ髪型もそんなかんじやし」と思ってしまって先に進まない。ほんまに野球指導だけで終わったのか、セリフもなんか乙女ゲーPR動画じみたカッコつけイントネーションか、棒読みの二択のようで。発声指導を、どうか、切実にお願いします!
若手が朝ドラに出て「おじいちゃんおばあちゃんに声をかけられました!」と言いますけどね。ま、世の中そうそう悪人はおらんから。腹の底じゃ厳しいことを思っていてもそれを口に出す人は少ないからね。
いやでも、勇だけじゃないんだな。思えば美都里の髪型も変。どう考えてもブリーチした茶色が入っているし、あの当時のあの年齢の女性はもっとかっちりまとめている。算太も、これで帰還兵と言われてもわけがわからない。帰還して伸びたにせよ、当時のポマード感ってもんがあるやろ。『おちょやん』ではちゃんとやっとったのになんでや。
でも本作、子役からベテランまで総じてあかんから。うん。子役は子どもの愛くるしさすら生かせてないし、ベテランの段田さんですら、パフォーマンスの一割くらいしか出せていない気がするし。
ナレーションの城田さんすらなんか変だからさ。
美都里が退場して安心しました。この概念だけの姑、結局何がしたいのかわからないブレブレの像、固まっていない生焼けの人物が退場するのはありがたいことです。
小道具も限界なのか、モチベーションがどん底なのか。中学生が頑張って作ったような出来で見ていて悲しくなりました。受信料をもっとちゃんと使って! 小道具さんのギャラはちゃんとでとるんか? 勘弁してや。
やっぱりおはぎが米兵に受ける設定には無理があるのでは?
出番が終わりそうなローズウッドですが。やはり、あんこは受け付けないという記事を見かけて納得しました。
世界が認める和菓子だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた! https://livejapan.com/ja/in-tokyo/in-pref-tokyo/in-tokyo_train_station/article-a0000968/
さて、逆に外国人が「これは嫌い」と挙げたお菓子。驚くべきことに、日本古来のオリジナル甘味である「あんこ」でした。まさかのダントツの一位です。
「あんこの乗った団子。甘すぎて喉が焼けそう。小さい頃から食べ慣れていない味だからかな。」(20代/女性/アメリカ)
「まんじゅうがどうしても苦手で…。食感はいいんだけど、あんこの甘さが好きじゃないです」(20代/男性/韓国)
「あんがいっぱい詰まっているお饅頭。甘すぎて食べきることができません」(20代/女性/台湾)
「まんじゅう。特に、こしあんのまんじゅうは甘すぎてダメ…」(20代/男性/フランス)
実は豆を甘く煮て菓子にするという発想は、欧米ではほとんど見られない食文化。さらに小豆スイーツが盛んなアジア圏ではこしあんの概念がないので、苦手とするアジア人が多いのだとか。つまりあんこは世界的に見ても稀有なお菓子ということ。慣れ親しめない外国人がいても無理はないのかもしれませんね。
このドラマの作り手は、脳内外国人としか交流していないのでは?
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