『ちむどんどん』第96回 ちむどんどんを開店しよう
賢秀のせいで200万円を失った暢子。しかし良子と博夫のおかげで開店できそう。店の名前はどうする?
賢秀はやっと養豚と清恵へ
今日はいろいろあったけど、清恵がともかくかわいい。可憐。強気なようで、賢秀にドキドキしてしまう。賢秀はハンサムだもんね。
でも、流星涼さんは声がこれまたよくて。イケボというよりコメディぽい声が出せる。ちょっとシリアスになってもあの声を出すと一気にガタガタっとなるから、そこがいいと思うんですよ。
朝ドラで抜けた憎まれ役を演じて、そこから大河に持っていくといえば、大泉洋さん。『まれ』から『真田丸』と『鎌倉殿の13人』。そういうルートに期待したい!
寛大もあわてていい間違いをしていて、おもしろい。不穏な中で、養豚場パートが微笑ましい日でした。
これが食育
いや、養豚場だけじゃない。やんばるだ。やんばるで野菜のお刺身を食べている場面も良かった。無理矢理でなく、こうして野菜嫌いを治す。これは重要な教育論の気がする。
買って食べるだけではできないこともありますもんね。
店の名前はちむどんどん
すごくよい物件で、名前は「ちむどんどん」。きれいな伏線回収ですね。近年の朝ドラタイトル回収でも、綺麗な方だと思います。
そう順調だと浮かれていると、なんと和彦に電話が!
はい、退職です
賢秀の呪いでした。あの詐欺集団とのやりとりで相手を突き飛ばしていたところをスクープされてしまい、退職へ。田良島が庇おうとしますが、和彦はキッパリと辞めます。
これも皮肉な要素がありまして。
・フリーランス志願といっても、こんな急になるとは思っていない
・愛とはちがって、次のあてがない
・社員融資とセリフで語られていた伏線は、石川家からの200万円で消えたように思えて、ここで浮かび上がってくる。大企業には金銭的な支援ができる要素もあったが……
追い詰められる嫌な状況へ、話は進んでいくのです。
おめでたをめでたいと思えない状況
そしてラストでは暢子が妊娠してしまったわけですが。開店前、しかも夫は無職でどうするの!
そうなるわけですが、それがおかしいっちゃそうなんだよ。
なんで妊娠という祝い事を素直に祝えないの? そういう問題提起を感じます。
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