『ちむどんどん』第55回 感謝しながら前に進もう
アッラ・フォンターナで代行シェフとなった暢子は、やっと自分を取り戻し、一歩前進を遂げます。
金曜日の解決
暢子は成長した! 謝って感謝できる。当たり前のようで、そこが素晴らしい。暢子はやはり善良です。
和彦の広告批判記事は、匿名投書により解決したとのこと。その背後には田良島、さらにはオーナーがいるとわかりつつ、こちらは解決します。
賢秀は結局、清恵のいる養豚場へ。そして清恵はお見合いを断ったとか。予感がしますね。いいんじゃないの。反発しつつ接近できればよいものです。
と、ここまできて。良子は全然解決していないようですが。
良子は走りながら解決を目指す
良子が教壇に立つ場面では何も解決していないと、ちょっとびっくりしました。でも、どうやら比嘉家へ出戻りしたと描かれます。解決したようでしていない。
子供の未来を考えている、よりよい世の中にしたい。そんな良子らしい手段だと思います。
これもね。良子と博夫のことって、以前みたいに離婚届にサインしないで小康状態になっても「こんな簡単に解決できない!」となるし。今回みたいにペンディングにしても「迷惑な女!」と言われるわけでしょう。
もうさ。本作への雑な批判って、社会の縮図になっていて辛い。
今週不満があるとすれば、沖縄慰霊の日に向けたことがなかったことかも。といっても、過去の朝ドラでもそういうことはしなかった作品はたくさんありますし、望みすぎているとは思います。
今週はジェンダーで波風をたくさん立てた見応え十分の回でした。書き足すことがないほどで。
誰もが頼りないところもあれば、魅力もある、それが伝わってくる素敵な週でした。
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