『ブギウギ』第39回 おかあちゃん、ありがとう
はい、おかあちゃん死ぬで。感動してや!
死にかけの病人をどう思っているの?
ダメなドラマあるあるとして、病人の描写が無茶苦茶ということがあります。『らんまん』のスエちゃんはうまかったですね。手の力が入らなくなってものを落とし割ってしまい、それをみた周囲が病院に行ってもらって判明し、残り少ない命を数えると。
で、今作なのですが。
・桃ネタの繰り返し:同じことの繰り返しよ。子どもが寝込んだのならば桃でいいでしょう。しかし、大人の病人が寝込んだからとそれと同じものという発想はどうなんでしょう? 東洋医学だと体質も重視しますので、個人の体質もふまえず何かを口にさせると中国時代劇なんかでは人死が発生します。これは朝ドラやけどな
・倒れた病人に占いをしようかというアホ:こんなん大阪の微笑ましいボケではなくただのやりすぎだから。関東のテレビ局が考えたうっすく浅い関西人描写やな
・おかあちゃんの病状は?:いくら無理して起き上がったからって商売するか? せいぜいが散歩に行くとか。こんな無理していたらそりゃ死ぬで。
・死にかけた母の枕元で歌うバカ娘:常識ってもんがないの?
・その娘とわちゃわちゃする夫:まあ、親がバカなら子もバカなんやろな
死にかけの病人の周りにアホしかおらんという悪夢のような展開に。
時計が13を指すと歌い出す流れ
よろしければご支援よろしくお願いします。ライターとして、あなたの力が必要です!