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『虎に翼』第69回 寅子はゆるさない

 あの穂高もついに退任を迎えていました。その祝賀会が開かれるそうです。幹事は桂場。寅子も手伝いを依頼されます。寅子はいじっぱりなので、ついつい引き受けてしまいます。桂場も、寅子との関係の気まずさをわかりつつ依頼するんですねえ。策士め。

彼の幸せのために

 寅子は梶山夫妻の離婚をめぐる親権について。母は全てを捨てて祖国フランスへ戻りたい。父は三度目でどうせ少年院送りとなる息子はいらない。そんな栄二をどうするか。寅子は多岐川やライアンの理想に近づきたいと語ります。それを聞いた滝川は、家事部も少年部も理想を掲げているのだと言います。寅子は理想同士のぶつかり合いなのかと納得できたようです。理想と現実kあでなく、理想同士のぶつかり合いはどうすべきか? これは多岐川もわからないそうです。

 寅子は檀に梶山栄二のことを相談します。幼い頃から苦労し、戦時中はスパイだと言われてきたとのこと。寅子は彼の気持ちに寄り添い、窃盗にせよ主犯でなく従犯であり、居場所を探しているのではないかと推理します。
「おそらく間違いない」
 檀はそう言います。
 栄二は黙秘を続けていて、檀としても居場所を作ってやるしかないと思っています。とはいえ本人の心を開かねばなんともなりません。寅子は礼を言い、少年部と家事部の目指す道は同じだと確信し、解決へ向かうこととするのでした。一言も口を割らないと檀はいうものの、それでも寅子は彼の幸せのためにやってみたいと言います。

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