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『舞いあがれ』第62回 工場を立て直すにはリストラだ

 これが「上級国民」の世界かー。

ダメな悪役貴族みたいな連中


 
 リーマンショックを描くうえで、結局そういう苦難は下層に降りかかると示す本作。あの舞ちゃんがぬけぬけと梱包パートのおばちゃんを切ればいい、私がやると言い出すところは唖然としましたね。それを良策みたいに明るく言うってなんだこいつ。
 しかも前日、個室でダラダラ入院していた工場長を見ているから、むかつくことこのうえない。しかも舞が後釜に座るもんだから、パート従業員が気の毒すぎます。ここで彼女らが仕事の意義を説明するわけですが、舞は結局腰掛けであり、技術継承を放棄しているんですよね。
 これで何が東大阪のものづくり精神だよ。笑わすな。しかも引き継ぎの時も直前までニタニタヘラヘラ。あの不潔感漂う髪の毛を縛るわけでもない。舞って、自分のことしか考えていない典型的なバカお嬢様だよね。そういうお嬢様が媚びへつらうと必要以上に自分を過大評価する。バカな二世の目線で見た世界はこういうものかと学べるけど、そんなもん知りたくもないし。

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