『ブギウギ』第41回 戦争です、検閲です
戦争描写には嫌な予感しかしない。このドラマはひたすら出来が雑で悪いだけなので、何がなにやら。
もう軍人さんのピシリとした姿は望めないんですかねえ
軍人の考証は無茶苦茶難しい。軍服は階級を示す意匠などなど、ともかく大変です。私も細かいところはわかりません。それこそ国と時代によって異なりますからね。
さて、そんな海軍人が出てきますが。これはないわなと一目でわかるのが辛い。シャキッとしていないんですよ。
戦時中の芸能界を扱うわりには、考証がぬるい
『おちょやん』のような素晴らしい作品もありましたが。
今回は『わろてんか』ルートです。楽しいことができなくなる=検閲という雑なくくりですね。PTAにエロ本を没収されて白ポストに入れられた苦い感覚をいまだにお持ちなんですかね。検閲と真っ当に向き合わないで、ならなぜ、戦争と芸能界を扱うのかと思いますが。
精一杯の抵抗がステージで動くだけってちょろすぎる。そうしたところで拷問やら何やらにあうわけでもないでしょう。アリバイでしかないんですよ。
このドラマのダメなところ。検閲=欧米はダメだと言ってしまうところ。「欧」の中には同盟国であるドイツとイタリアがあるじゃないですか。むしろこちらはお友達ですよ。幕末の攘夷思想と区別ついているんですか? 米英という国名を出せないのならば、その忖度はなぜですか?
このドラマのターゲットオーディエンスは
よろしければご支援よろしくお願いします。ライターとして、あなたの力が必要です!