『カムカムエヴリバディ』第16回 男女ともに使える名前の“るい”
稔が出征し、安子のお腹には新しい命が宿っていました。生まれた女児は「るい」と名付けられます。ルイ・アームストロングからとった名前で、男女双方、かつ国際的に通じるというものでした。
ここまでミスが多いともはや有害の域
大河でゲンナリさせられ、月曜朝からコレ。つらいです……。
戦時中の妊娠ともなれば、栄養失調がのしかかってくる。妊娠中の栄養不足はのちのちまで身体に悪影響を及ぼします。るいと同世代の人口は少なく、かつ苦労をなされた方も多い。
それなのに、本作はまるでただの感動発生装置。妊婦の腹を他者がなでさする場面をほのぼのと描いております。当時はそんなものと言われればそうでしょうけれども、その相手は勇ですよ。
自分に想いを寄せていることをおおっぴらにしていた義弟と二人きりになるとは。当時ならそれこそ悪い噂が立ちますって。
当時の人間の愚鈍さを凝縮させている美都里は、空襲なんかないと大声でいいます。もうセリフの読み方から髪型まで、何から何までおかしいので見ているだけでつらいものがあります。
それに、英語関連は気遣っているようで、それ以外の言動はあまりに甘っちょろいんですよね。美都里が我が子二人を出征させたくないと堂々と口にしておりますが。本音はそうでも、そうおおっぴらには言えない規範がある。軍国の母は我が子の出征を、戦死まで含めて喜ばないといけない。そういう最低限のことすら調べていないスタッフなのかと疑念ばかりが募ります。『おちょやん』の時の気合はどこに行ったのか。
ルイって男女双方で使えたっけ?
Louisは男性名で、女性系はLouiseですよね。男女双方使えてかつ国際的な名前か。難しい。でもそういうことはどーでもよくて、安子の愛できゅんきゅんさせればよいのでしょう。楽なお仕事ですね。
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