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『カムカムエヴリバディ』第41回 信じていれば“まほうのくに”ができるよ

 るいが入り込んだ家はクリーニング店。そこで預けられた洗濯物から客のプライバシーを探りつつ、働くことになります。すると柄の悪い田中という男に因縁をつけられてしまいます。しかし、イケメン弁護士が助けてくれて映画に誘われちゃう! 胸キュン展開です。

『善女のパン』を劇中劇でやらんでも

 るいが読んでいるO・ヘンリーの『善女のパン』が劇中劇として表現されるのですが、必要はあるんでしょうか。鉄拳さんのパラパラ漫画でええんちゃうか。『なつぞら』はテーマにあわせてアニメでしたね。
 何が言いたいかというと、無茶苦茶ダサいということです。滑ってます……。あとラジオ英会話が出てこなくなっているような。

(※タイトルを間違えていたので修正済み)

 あとおばちゃんらの話で出てくる、誤解ありきの関西人像みたいな小話もつまらん。バーだの浮気だの。そういう会話のテンポがもちゃもちゃしていてともかくつまらん! ただただ下品さだけが印象に残った。
 あとおばちゃんとるいが同年代に見え……やめとこ。

“まほうのくに”から来た弁護士の卵

 最近のダメな日本のドラマって、漫画で見たような展開をそのまんまシナリオにしていると思えるんですよね。漫画で映える表現が映像にしてそのまま見ていてよいかというと、そう単純でもない。アニメならまだしも、実写にすると非現実的で浮くことがある。
 何が言いたいかというと、田中を庇う弁護士の卵が漫画チックでもう。日本らしい漫画ってもう中高年のものだから、リアル若い世代から見たらすごく古臭いんでしょうね。映画館で外国映画を見る前に、邦画の予告編を見るとムズムズする。そういう違和感がともかくたまりません。

 そしてこの弁護士は風間俊介さん。彼は人がよいのでしょう。NHKドラマに出たらおじいちゃんおばあちゃん、家族が喜ぶ! そう思ってしまうから『純と愛』のあとでもでるんでしょうね。
 それが良いか悪いかはさておき。信じていればきっと“まほうのくに”はできるよ、うん。

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