『舞いあがれ』第19回 アメリア・イアハートにあこがれて

　「なにわバードマン」、青春やで！　もうほめないので、すみません。

サウンドエフェクトがおかしい

　今にして思うと、『ちむどんどん』反省会の皆さんは根性があったと思う。あまりにつまらなくて滑っていると、私はなるべく気にしないようにする。目の前の別の何かに集中する。ゆえに今回は手抜きで見落としもあるし、人物名もろくに覚えないと思う。
　朝からくだらんことにエネルギー使いたくないもん。反省会のためだけに目を皿にして揚げ足取りをして、せっせと夕方まで小汚い罵詈雑言を書きこんでいた、そんな彼らこそ職人芸の持ち主だったと思う。そんな害虫の巣を観察するような根性、私にはありません。

　で、ですね。
　何がみるに耐えないかっていうと、サウンドエフェクトがおかしい。
　やたらと滑っていて長いサークルの飲み会。あの場面、なんかお通夜のあとの飲み会かと思うほど静かで。大学生の馬鹿騒ぎ飲み会なんて、ギャースカもっとカオスでよいはずでは？　アルコールも入っているし。それこそ一気コールとか。まあ、朝ドラではできないかもだけど。
　って、ならやらなきゃいいでしょう。部室でのだべりでいいのでは？

滑る会話のセンス

　そしてこういうところの会話のセンスがないんですね。それこそクドカンや藤本有紀さんならある程度軽妙に、小ネタちりばめたサブカル臭ものを出せるのだけれども。
　サブカルをめざして滑る。サブカルワナビー臭さがつらい。

演技指導がおかしいのでは

　舞はなんなんですか？　お人形さんですか？　ヒロインのセリフが一番少ないのでは？　モネのような無口内向的設定ともちがう。嘘くささばかりが伝わってくる。
　でもええんちゃうか。朝ドラ界隈はこういうバカで自己主張しないお人形ヒロインが好きやもんね。

アメリア・イアハートについてしゃべりだす

　先輩がアメリア・イアハートについて話し出すけど。あまりに大仰。あんなちょろっと聞かれただけで台本読み上げるように（まあ読んだるけどさ）大仰に話します？

　単調単純な割に伏線回収が雑だったり。ぶん投げ気味だったり。何もかも力量不足という感があってつらい。