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『おかえりモネ』第74回 素直に喜べないよ

 汐見湯に来た亮。船が銚子港にいるそうです。築地の卸を見てこいと言われて来たとか。

亮の小さな嘘

 モネと亮は築地の話になります。モネは場外は行くけど中は見たことないそうです。やっぱすごいと亮は驚きつつも、魚ではうちも負けてなと言います。モネがその言葉から亮の漁師のプライドみたいなものを感じたと言います。モネは祖父が漁師ですからね。見てきて育っています。「そんなのねえよ」と否定しつつ、亮は嘘をつきます。
「朝のテレビ、まだ見てないんだわ」
「見なくていいよ。ちょっとキャラ変えてるし」
 耕治からくどいほど見せられたのに、亮はキャラ変えてるなら見よう、楽しみが増えたといいます。モネは敏感なところがあるので、亮の変化に気づいたのか、元気かと言います。急に来たことに異変を感じているのです。来ちゃダメなのかと問われ、「そうじゃないけど」と言葉を濁すモネ。そのモネに亮は「あのさ」と意を決したように何か言いかけるのですが。

明日美の見立てた服はかわいい

「わーいた! 本当にいた!」
 明日美がここで帰宅します。亮がいるから速攻帰ってきたって。
「一周回ってやっぱ好き!」
「そういうこと言うな、本気だったらそういうの言わないでしょ」
 亮はいなします。そしてすーちゃんと会うとホッとすると亮は続けます。この「ほっとする」気持ちって、モネに何か言わなくてかえってそうなったとか? 明日美はそんな亮にどハマりする人量産すると言います。
 ここで未知の服に気づくモネと亮。すーちゃんの見立てで大人っぽい服を着ています。
 流石すーちゃんだね! そう皆様感心しています。本作は衣装がすごい。未知や亮はアベイルやしまむらで買った感がある。三生と悠人は背伸びするときはエスパル。おじちゃんおばちゃんはヨークベニマル。
 かつては背伸びしてエスパルだった明日美が、今原宿で思い切りファッションを楽しんでいる感がある。

 そして幼なじみとビデオ通話だ!奈津とモネがおつまみ作ってるところを、三生と悠人に見せている明日美です。りょーちんのポジションがうらやましい! 楽園じゃん、女子ばっか! そう生臭坊主全開ではしゃぐ三生。りょーちんがこのまま泊まるというと、俺らもいくとはしゃいでいます。仙台なら9時に出て11時45分にはつく! なら定禅寺亭のずんだもち、伊達太郎の牛タン弁当も買ってきてね! そう明日美が頼むと行けるわけないだろと返す幼なじみです。
 三生にラップでうたっちゃえとはしゃぐ明日美。三生が嫌がると明日美は自分で歌い始めます。ノリがいいなぁ。ムードメーカーですね。
 でも、こんなときでも未知はどこか冴えない顔をしています。

あの二人はお似合いだ

 このあと、未知は涼んでいる亮に話しかけています。銚子についたのが朝の3時だからまだ眠いって。未知は今はメカか、それともメバチかと話しかけます。魚の話題ならついていける未知なので。すぐ戻るのかと聞かれた亮は船の修理のために明日の昼までかかると言います。未知も日曜までいるとか。母がともかく遊んでこいと言ったそうです。一週間以上離れるとともかく気になるから早く帰りたいそうですが。
 亮はたまにはいいじゃない、と声をかけ格好も褒めます。嘘じゃないよ。そう優しく言います。未知は奈津からだと缶コーヒーを渡します。おいしそうに飲み、「目ェ覚めるわ」という亮は優しいのです。
 そりゃ顔がいいからモテるだろう。のみならず、亮はいつでも優しいのです。

 恋愛ソムリエじみてきた明日美は「ありだね、いい雰囲気じゃん」と見守っています。そして自分も早く彼氏が欲しいって。モネにそしてこう言います。
「ああ、そっちは余裕ですか。明日確定だもんね!」
 そう言われ、モネは「なんか緊張する……」と返すのでした。そうそう、いよいよデートだ!

デートでもサメが見たい菅波

 翌朝、汐見湯の裏口を菅波がおずおずとノックします。出迎えた奈津に、ちょっと早すぎたかと戸惑う菅波。中で待つことになります。
 それが明日美プロデュースでモネは着替えの最中でして。菅波はここで亮とばったり出くわします。亮の顔に動揺でひびが入るような……。
「どうも」
「こんにちは」
 ここでモネがよばれると、亮は出てきたモネと明日美たちにあっさりとこう言います。
もうおれでっから、ありがとね」
 明日美がもう行くのかと聞いていると、ここでモネが菅波に気づき、妹の紹介を始めます。亮を紹介しようとすると、亮は「俺はいいよ、ごめんね」と遮ってしまう。亮は未知にまた向こうでと言い、そそくさと出ていこうとします。
 ここで菅波は「気仙沼の島の……」と気づきます。久しぶりの再会だろうと気遣う菅波。しかし亮はそっけないのです。時間がないと急いで出てゆきます。

 ここで菅波と未知のご対面に。未知は父と祖父から話聞いて、会ってみたいと思っていたと言います。未知は水産試験場で働いていて、高校も水産科、海が好きだという話になると、未知にブーストがかかります。未知は海が好きなので、海のことならばガーッと語れる。スイッチ入りそうなんですよ。
 でもスイッチ入って魚トークになるとめんどくさいからさ。明日美が止めに入り、モネと菅波を出かけさせようとします。でもどこへ行けばいいのか? そう問いかけがある。いや普通にデートしなよ! 明日美はそう言いたいだろうし、視聴者もそうなりそうですが。
 菅波はここでメガマウスというサメの展示会を見に行きたいと提案します。モネは行くと返しますが、これはモネだからかもしれない。なんでデートでサメなの? それはそっちの興味でしょ! こっちの希望も聞いて! そうなる人が多いんですよ。
 ここで未知がチケットを取り出します。もらっているそうです。
「えっ、いいんですか?」
 喜ぶ菅波。まあ、サメマニアはそんなに多くないでしょうから、よいことですよね。サメの歯を見てこいと送り出そうとする明日美。その前に未知は母から頼まれているからと写真を一枚撮影します。
 どこかぎこちない写真撮影のあと、菅波のスマホが鳴ります。これは……。

デートはできず、不穏な電話が

「あ〜なんでもう!」
 このあと明日美が不満そう。モネはお医者さんだから仕方ないと淡々としています。誕生日もそうでしたね。そして残念がる明日美の横で、未知に映画でも行こうかと声をかけ、未知も「そだね」と返します。
 その夜、菅波からメッセージが届きます。

今日はすいませんでした。こちらは落ち着いたので明日迎えに行きます。10時では早いですか。
大丈夫です。待ってます。

 そうやりとりをして眠りに落ちるモネ。
 早朝、そのモネの携帯が鳴っています。亜哉子からでした。こんな時間だと謝りながら、亜哉子は衝撃的なことを告げます。
 亮が船に戻っていないのでした。

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