『ブギウギ』第81回　日本の芸能史総決算や！

　土台、無理があったんや。

トンデモハリウッド映画のようなセンスは辞めていただきたい

　なんかしらんけど、村山だっけ。なんかそういう事務所のインテリアとして赤い提灯を室内にずらっと並べているのはなんなのでしょうか。トンデモハリウッド映画のバカ日本みたいだな。
　しかし、怖いのは、昨今のダメ映像スタッフはこう言うもんを作り上げるんですよね。2023年大河の清洲城とか話題にあっておりました。日本の景色や建築物に興味がないのでしょうか？
　それでなんでドラマスタッフしとるの？

室内で、話すだけ

　そんなくだらんセットに目がいくのは、室内でベテランがくどくどくどくどくどくどくどほぼ棒読み棒読み棒読み、暗記したもの吐き出すだけみたいな芝居をしているから。何を見せられているのか。こんなもん作って流して共感性羞恥でのたうちまわりたくならんのか？

土台、無理やね

　まあ、このご時世に笠置シヅ子という時点で無理やね。

・宝塚に入れず、別の歌劇団に入る
・ダーリンは吉本のボンボン
・ジャニー喜多川のアテンドでアメリカとつながりができる
・服部良一の息子はジャニー喜多川の被害者
・美空ひばりとのいざこざも

　こんな黒い集団の中に咲いた花を扱う時点で無理があった。日本芸能史の闇をすくいあげてしまうヒロインは無理がある。
　『おちょやん』はそういう黒いところまでちゃんとプロットに織り込んでいたからええ。しかし、今回は清楚なイメージで売り出したい女優ということで、もう色々破綻したんやろなあ。
　主演もやる気がないのか何かあるのか、長い脇役の場面を引っ張ってちょろっと出てくるだけ。

愛助のモデルが吉本を継いでいたら……

　ドラマを見ていると、今の吉本の体たらくはなかったんじゃないかと思えますよね。
　『わろてんか』も、「あのころの吉本に戻って！」とかなんとか言われておりますが。吉本は創業当初から真っ黒ですわ。