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『ゴールデンカムイ』#292 函館湾海戦

 東口で第七師団は苦戦中。こういう攻城戦は攻める側が不利ですからね。艦砲射撃が止まるわ、相手が手投げ弾を使うわ。そりゃ苦戦もします。
 鯉登平二は冷静に指揮し、反撃してきます。マンスールたちの砲台に命中!

 そのころ尾形は、一人で考え込んでいます。権利書は誰が持っているんだろう? 狙撃手である俺を発見できるかな? ヴァシリならできるかも! 猫ちゃんですか、コイツ。
 狙撃手ってかなり使いにくい。強すぎるんですよね。尾形は使い方が一番難しいんじゃないかとは思います。さあどうする?

 マンスールたちは反撃を模索します。ここで権利書を手にしたアシリパとキラウシの笑顔が思い出されます。鯉登は撃ち返しつつ、我が子のことを思っています。
 音之進……。
 野田先生がファンブックで明かしたところでは、子の誕生が本作では人を変えています。長男を失い、次男のいる場所に砲撃をする鯉登平二の胸の内は? 渦に呑まれるように描かれた平二が不吉な印象を残します。
 これが平二の象徴かもしれない。我が子への愛という渦に呑まれてしまった。

 その息子である音之進は、ロシア人を自顕流で倒しています。鶴見が南口確保を会津しました。橋を盾にして進軍する第七師団。迫り来る第七師団兵士を杉元が倒しているのでした。

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『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

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