『カムカムエヴリバディ』第37回　当たりをつけて捜索しよう

　安子との再婚話かと思っていたら、200キロを乗り越えた遠恋ローズウッドを察知し勇は苛立ちます。野球では兄を殺したアメリカを倒したのに！　そうむくれる勇。
　算太は物件探しの途中でいなくなります。安子はそんな算太を捜索するために大阪へ向かい、ローズウッドを頼り、むやみやたらと探していると、豪雨なので倒れてしまうのでした。

そんなにホイホイ倒れるんでしょうか？

　安子はどうやって戦争を生き延びたんでしょうね。そう不思議になるくらい危機管理意識が低い。ちょっと雨の中探したくらいでぶっ倒れる。どういうことですか？　数人雇っていた父と同じくらい大量のおはぎを、誰の助けもなしにホイホイ作れるくらいタフなのに、なぜ？

　あと安子というか、この作品は脚本や設定が徹頭徹尾アホすぎてやってられませんね。
　『おちょやん』の失踪騒動、人探しでは、まず道頓堀の物乞いのおっちゃんに情報を聞きに行ったではありませんか。効率的な捜索とはそういうものです。なんの情報もあたりもつけずにウロウロするのは、愚か者がやりがちな手。これ、朝ドラだから倒れるくらいで済んでいますが、乱世だったら全滅しますよ。『信長の野望』だったら数ターンで滅亡する勢力じみた行動を毎朝やられると、知略が減衰しそうで嫌になります。

このドラマはポマード禁止ですか？

　ツーブロックがぶっこわれたようなわけのわからん髪型。ポマードを使うと呪いでもかかる、そんな窮地に陥っているんですか、NHK大阪は。