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『カムカムエヴリバディ』第82回 土下座要求女とバカ連呼男
舞台は昭和58年(1983年)、3代目ヒロインひなたは、映画村に就職しました。謎の老人・算太に出会い、なぜかあの五十嵐と映画デートすることに!
あの『カーネーション』のNHK大阪はどこへ
『カーネーション』では最終盤、キャスト交代しました。若い女優のまま年老いたヒロインを演じさせることは、老化を甘くみすぎている。そういう深い配慮があったそうですが。
それは過去のことなのでしょう。なんなんですか、あのチラッと白髪増やしただけでゴリ押しする算太は。濱田岳さんがこんな下手くそのわけがない。演技指導や演出の問題でしょうけど。極め付けはタップダンス。加齢は全然できていない。最近のNHK手抜き枠は加齢描写やりませんね。『青天を衝け』でおじいちゃんだった渋沢栄一が、関東大震災の最中にキビキビと転がっている描写は意味が分かりませんでしたが。本作も大概です。
濱田岳さんが出てきて喜び、SNSに書き込む層だけ相手にしていればええと思っとるんでしょう。
土下座要求女とバカ連呼男の映画館デート
ひなたと五十嵐の映画館デートもイライラする。ひなたは「チケット欲しいなら土下座しろぉ!」ってコイツほんまになんなんですか? ふざけているにせよ限度ってもんがある。徹頭徹尾愚か、下劣、不愉快な女だ。五十嵐も「バカ」を連呼しているのでお似合いですが。こういうのが面白いと思っているんですかね。
ロマンチックラブイデオロギーに毒されている
それにしても、ひなた世代の宿命というか。何をする動機にせよ異性がらみなんですね。五十嵐はひなたに励まされて奇跡が起きるんでしょう。あー、くだらない。
そういうこと抜きにして話を進めた『おかえりモネ』との落差を思い出しますよ。
「菅波と勉強するのは男ゲット目当てでしょ、それが何こいつ? 自分の目標のためにありえなくない?」
こういう疑念を抱いた層にはマッチするのかも。なんでもかんでも恋愛に着地しないとダメな発想、もうやめましょうよ。『恋せぬ二人』でそのへん掘り下げてくれていて安心ですけど。
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