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『虎に翼』第76回 ようこそ新潟県三条市へ

  昭和27年(1952年)春、佐田寅子は優未とともに新潟県三条市に支部長として着任しました。着任前、竹もとで桂場、多岐川、ライアンが心得を説明しておりました。

判事の心得とは

 桂場については引っ掛かっていることがあります。こういう心得はもっとちゃんとやるべきではないかということがひとつ。寅子が後任に引き継ぎをしていないことがひとつ。そもそも後任がいるかも不明です。そんなんで今でも人数不足の家裁は大丈夫なんでしょうか。
 なんでも支部長は全てを受け持つらしい。しかもいびりやいじめがあると多岐川はいう。東京から来た女判事として、裁判官としてのキャリアを固めるために、寅子は乗り込みます。
 しかし、笑顔でみんな大歓迎してくれます。これえ本当に大丈夫なのかとかえって不安な寅子。田舎は持ちつ持たれつだと言われ、拍手をされながら案内されていく。かえって不安を感じるほどです。
 寅子は先週、マスコミや世間にチヤホヤされて失敗したものでした。持ち上げられるとかえって不安という気持ちはよくわかります。どこまで厳しい世界なのやら。

優未はお利口さんだが

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