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『ちむどんどん』第109回 養豚しかないのだ

 清恵を探す寛大と賢秀。オーナーの帰国歓迎会開催中のフォンターナにやってきてしまいます。

助言はしないが受け入れる房子

 房子が帰国。ならさっさと答えを……と思わせておいて、そうせず会話にヒントを散りばめています。暢子も見出しつつあります。このドラマって、こういう考えさせる構成が多いので、タップしてクリアできるスマホゲーみたいな世界観を求める人には合わないのかもしれませんね。

 ただ、あと一歩。それは豚肉というのはわかります。沖縄料理にあう加工業者がいない。それさえ見つかれば資金繰りもうまくいく。

 そこへ養豚業者だ!

養豚のことならイキイキとする寛大

 寛大と賢秀は養豚業者であることを伏せているため、「豚に真珠!」だのなんだの口走る笑いをとりにいく展開をします。

 それのみならず、黙っていた寛大が「沖縄の海から来た豚」の話になるとイキイキとする。心底養豚が好きだとわかる。そういう場面でした。
 『おかえりモネ』の漁師もそうだけど、こういう訥弁で素朴、誇りを持って仕事をするおじさんを説得力をもって見せるのってすごく大事なんじゃないかと思います。

 賢秀も養豚に突き進めばカッコよくなる。答えはもうでた!

矢作は自業自得だが

 矢作は焦げた豚肉に苦い顔をしてしまう。でも、こいつのやらかしたことを思えば自業自得。よく顔を出せたとは思います。大河なら毒殺もんよ。大河なら泰時に「自業自得だ!」と突き放されますよ。

 でも、そんな矢作がそれとなく暢子の温情を知る流れにもなっているわけで。どうなるか気になるわけよ。

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