『おかえりモネ』第76回　りょーちんを見つけなきゃ

　未知はワンピースを投げつけ、モネの前から去ってしまいます。

亮は無事だったけど

　姉妹の争いを察知し、明日美がやってきました。新次がまた酒を飲んで暴れてしまったことをモネから聞き、気遣う明日美。亮はきっと辛い、探さないと。そういい、三生に連絡することにします。
　モネは寝室に戻り、未知のワンピースを拾います。亮から褒められたワンピースは初恋の象徴のよう。しかし未知は「帰らなきゃ」とそっけなく言います。牡蠣のことも、報告書のこともあると仕事についてボソボソと言う未知。

　亜哉子と電話で話すと、警察から連絡があったそうです。漁協で情報共有がされていました。亮から船長に電話があり、謝っていたとか。新宿から高速バスで戻るそうです。
　安心するモネと明日美。量は真面目だからすぐ帰るつもりだと悟ります。バスは新宿発の8時20分。バスターミナルで捕まえようと話がまとまります。未知は行かない、こういう時、亮が来て欲しいのはモネのはずだと淡々と言います。
　明日美は理解を示します。本音を引き出す力があるのはモネ。そういうところがムカついたこともあったけど……りょーちんは明日美や未知の前だとカッコつけちゃう。でもモネはちがうって。そういう感覚は恋愛感情だけでもない、相性の問題もありますよね。

　そのころ亀島では、亜哉子は新次の元に来ています。お節介だけど薬を飲みましょう。そう促しています。
「お前さあ。父親としてそれでいいのか？　亮のこともかんがえてやれよ」
　耕治がここでそう言うものだから、亜哉子が止めようとしますが。さて、どうなるのでしょうか。

菅波の初デートはなかなか大変である

　モネが出かけてしまったあと、時間通り、いや早めに菅波が迎えに来ます。ここで明日美がハッとする。モネ、連絡してなかったんだ！　デートのこと忘れちゃった！　明日美がとりあえず家に入れて誤魔化そうとすると、未知がすごいことを言い出すので。
「島のあの人のところへ行きました……」
　明日美があわてて止めようとすると、あの二人が思いが通じ合っていたと未知は言い出します。さあどうする？　デートがこんなことになってしまった。

　モネは亮とレトロな喫茶店にいます。亮の前に座り、そこでメニューにオムライスがあると言うモネ。いつもそう言ってくるって。メロンソーダもある、もう飲んだんだ。そう軽やかに言うモネ。
　モネはオムライスやメロンソーダの話をする。いきなり叱り飛ばすわけでなく、こうして和ませてくれる。モネが好きとか嫌いとか、そういうことでない何かがモネにはあるのでしょう。