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『らんまん』第31回 新しい世界へ

 十徳長屋に落ち着いた万太郎と竹雄。万太郎は寿恵子に再会し、浮かれています。この寿恵子に何やら話が持ち込まれ……。

みえの策略

 寿恵子は『八犬伝』を読み、うっとりしています。これは寿恵子のオタク気質だけでなく「桃園の義」という言葉もポイントかなと。東洋文学と植物の関係ですね。そしてセットも凝っていまして、ちゃんと寿恵子が悶絶した『八犬伝』の場面・芳流閣の浮世絵が壁に貼ってあります。
 そこへ母・まつに連れられ、叔母・みえが入ってきます。読本ばかりだ借りたのかと呆れるみえに、寿恵子は自分のものだと言います。西村の本宅から形見分けでもらったとか。どうやら相手は彦根に戻るそうです。彦根藩士が寿恵子の父のようで。寿恵子は父から『八犬伝』を読み聞かされるのが好きだったのか。
 しかし、みえは馬琴なんか古臭いと言います。寿恵子は反論するも、みえは新しい世界だと何か言い出しましたよ。

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