『おかえりモネ』第52回　気になる人はいるような？

　誰かいる？　モネは謎の物音を探索しています。東京は怖いところってこういう意味ではないのでは？　そう祖母も突っ込みますが。

トレンド入りをめざすけど、正確な情報はマスト

　『あさキラッ』チームが改めて紹介されます。内野は風のエキスパート、風フェチだとか。といっても本人はインドア派だそうです。風は動力として面白いと思い、興味があって、子ども時代に紙飛行機を飛ばしてマンション管理人に怒られていたそうですよ。高村がそんなキャラクター性に納得しています。
　次は正式採用の永浦さん、モネの紹介です。宮城にいて、朝岡に会ったと打ち明けます。高村は目をつけられたワケだと納得しています。高村は報道に関わるから、正確な数字やデータがマストだと釘を刺します。人の生活に害を与えてはならない。それが報道だと。これをNHKが放送する意義を考えてしまいますね。
　モネは神野とペアとなります。高村もかわいくていい、子どもにも人気と納得しており、モネは中継コーナーアシスタントとなりました。まずは話題集めをして、目指せトレンド入り！　そう決まります。
　話題を集め、情報正確性を狙う。難しいミッションがありますね。

ネタに気を取られて… …

　汐見湯に戻り、奈津が天ぷらを揚げる横にいるモネ。その間も話題を考えています。お料理なんかどうかな？　ふきのとうタラの芽がおいしいって。でも奈津は、天ぷらにすれば世の中のほとんどのものはおいしいと言います。それで徳川家康が死んじゃった！　モネは反応が鈍いなぁ。まあ、天ぷら死亡は俗説とはいえ。モネは興味ないことには食いつかないんですね。

　モネはネタのことしか考えていない。洗濯物外の干しても花粉つきにくい時間あるかも……そうスマホを覗き込んでいて、コインランドリーに来たあの人に気づかない！　すれちがう二人です。再会しそうでしない。そっか、スマホをすれちがいに使うわけか。モネはスマホをのぞいて、話題として新しくないと考えている。そして見逃すしてしまうと。

　そんなモネですが、ネタを思いつきました。スケッチブックを『あさキラッ』チームにみせて、悪役とされる杉の効能を語ります。香りがよくて森林浴もできて、リラックスできる。免疫力もアップできて、森林セラピーも行われていて、ストレス軽減に役立つのだと。これには高村も納得します。
「いいじゃない、面白い　早速明日はこれでいきましょう」
　朝岡も森林セラピー経験者だと語ると、高村が毎日ストレスフルだから受けたいと言います。ここで部長に呼ばれていて、ストレスフルだとぼやくのでした。
　早速採用とはいえ、モネは得意分野を使ってしまったと素直に喜べません。けれどこの路線でいいと朝岡は念押しします。天気では手詰まりになるから、海や山につなげていくことがよいのだと。海も山もつながっている、どこかで聞いたセリフですね。そう言い残し、朝岡は名古屋へ向かってゆくのでした。
　ここで喜ぶだけでなく危惧するあたりがモネのめんどくささですが。神野はこう聞いてきます。
「永岡さんは上限何歳？」
　神野は40歳だってさ。でもモネは上限をそもそも意識していないというか、理解していないのでは？

気になる人ってなんだろう？

　明日美の荷物も届き、落ち着きます。明日美はモネとのすれ違いに不満がありますが、モネは週末は会えると言います。引っ越し完了、かんぱーい！　缶ビールにピザで、「やばいうまい」と言い合う二人。ミニマムというか質素というか。
　ここで亮と未知の話です。同業者といえば同業者だし、魚の話なんて真面目すぎると明日美。モネはりょーちんが好きだったすーちゃんが気にならないかと言いますが、あすみはキッパリ言います。りょーちんは、幼馴染向け地元ネタだって。
　明日美にとって恋愛は距離。側そばにいることが大事！　
「私にとってはね、りょーちんとはとっくに無理」
　おお、言い切った。そしてそれでいくとみーちゃんは本気だ。水産高校を出て、水産試験場。これはマジだわ。そう分析しています。モネは亮と未知を分析しています。二人は似ている。でも似ていればいいってわけじゃない。二人とも頑張りすぎっていうか。一緒にいることで気持ちが楽になんなら、まあそれいはいいなと思うけど。そう控えめに、しかしなかなか鋭いことを言います。
　明日美は恋愛は難しい、仙台でつきあったけどわかんないと言い切ります。仙台でつきあった……そう動揺するモネに、明日美はモネがなさすぎると言います。モネから恋バナを聞いたことがないって。モネはなんだか妙な反応で隠しているだけかと明日美は言いますが、隠すものはないとモネは言います。
　モネは理想が高すぎる？　そんなことはないと思うとモネは言います。

　そして酒を飲んで寝てしまった二人ですが、妙な音がしておきます。見回ってあやしげな気配を察知して怖いと言い合う二人。ここで奈津が出てきました。
「ごめんなさい、お二人に言ってないことがありました……」
　奈津とその祖父母以外にも、住んでいる人がいる！　その人の咳き込む音がします。