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『おかえりモネ』第2回 木をどう活かす? 私は?
2014年、モネは山にいます。
ヒバはいい木
樹齢300年のヒバについてサヤカが説明します。ヒノキではない、ヒバ、別名あすなろ。北限が福島だから、ここに生えている時点で檜になれない。でもよいものだと。
こういう説明って調べなければいけないから結構めんどくさい。NHKは資料をすぐ用意できるはずが、やる気がない脚本家は使わないんですね。今回はよさそう。
この木の場面も重要です。檜というブランドがないけど、よいものはよい。比較してどうする? そういう思いを感じますね。
モネはカフェへ。このカフェがなんていうかなぁ。東北人が背伸びして出しているスタイリッシュ感がリアルでむせ返りそう。いや、悪いんじゃなくて。うまく言えないけど、あまりに生々しいというか。
モネがお昼を差し入れるイケメン医者の菅波が無愛想。『おちょやん』のおもろい人らと比べてください。東北人らしいっちゃそうですね。
どう活かすか?
そのカフェではお昼を食べつつ、おばちゃんたちが気象予報士の朝岡に夢中です。確かにお天気情報でイケメン見られたらいいべな。でもおっさんたちはお祭りがある週末に雨が降らないか心配してます。このあと能舞台が出てくる。モネも見に行きます。
すごく政宗公由来のものを誇りに思っているのだけれども、東北あるあるというか、シャイだからたぶん、地元民以外には自慢しないかもしれない。そういう奥地感があるというか。仙台ならもっと軽いノリになるんだろうけど。
そのあと、奥でサヤカが「姫!」と呼ばれて何やら引き止められている。樹齢300年のヒバは殿様に言われて植えた木だから渡せね! そう突っぱねるサヤカ。あるあるだよ、宮城が政宗を持ち出すあるあるだよ。でも寿命があるとかなんとか言われる。その木は能舞台にするとも。そしたら長いこと使われるからいいんでねが、というわけ。サヤカも迷います。
木をどう活かすか。人も、どう活かすか。
その問いかけが投げられる。
このあと、下宿先でモネは妹・ミーちゃんが出るテレビを見ます。彼女はしっかりもので、水産加工を紹介しています。研究者になって水産加工をすすめたいと夢を語る妹と、自分を比べてしまうモネ。
そしてこの前に、モネの実家からの電話が入り、モネ実家の居間が映し出されます。なんだろう、すごく、こう、東北のちょっと古い一般家庭だ。
このあとモネは無愛想なイケメン医者に、医者を目指した動機を聞いたりする。ほぼ初対面なのにそれを聞くのかと返す彼。そして命を救うためと返すのでした。
真面目だと言いつつ、そこには2011年の影も感じる。
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