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『おかえりモネ』第77回 菅波は動じなかった

 亮とモネは喫茶店にいます。この喫茶店は居眠りすると起こされるけど、何時間いてもいい。我慢比べみたいになると語る亮でした。
 寮にとって東京は変なところです。誰が何をしていようが、興味がなくて楽でいい。そう淡々と語るのでした。地元では筒抜けですから。

やめたいなら、やめていい

 モネは亮に「やめていい」と語りかけます。全部やめてもいいかと電話してきた亮への答えです。亮は「ダセエ」とそれを否定します。自分で選んでおいて辞めるなんて言う奴、ダセエ。親父のために頑張る中学生なんて、いい話だった。最初は楽だった。でも、だんだんと辛くなっていく。辞めようがない。そう淡々と語る亮。バスで帰ると言う亮をモネが止めます。
 でも……モネの予定もあったわけでして。菅波とのデートですよ。
 菅波は汐見湯で明日美から話を聞いています。事情を把握し、「じゃあ今日はこれで」と帰ってゆきます。そんな菅波に爆弾発言をした未知は、こっそり二階へ向かってゆくのでした。

 亀島では耕治と新次、そして亜哉子が話しています。亮のことも考えてやれよ。子どもたちをちょっとでも楽にしてやりたい。でも子どもたちはずっと親の顔を見ているから、本気で明るい顔にならなくちゃいけない。そうでないとダメ。そう亜哉子は語りかけます。そして許可をとってから冷蔵庫をあけ、卵しかないと言います。コンビニ弁当をずっと食べていそうな冷蔵庫です。
「楽しい話しない?」
 そう亜哉子が声をかけます。

菅波はすっぽかされても動じない

 未知は帰ろうとそそくさと準備中。そして玄関を出ようとすると、亮を連れたモネが帰ってきました。明日美は亮が黙っていなくなるなんてヒロイン気取りだと言います。何も考えていないようで考えているムードメーカーです。さらに三生と悠人もきた! 高速バスでやってきました。新幹線はバイト代では出ないって。そしてちゃんとずんだ餅も手にしています。きちんとした袋です。サービスエリアあたりで買ったのかな。明日美は彼らを荷物を置かせるために二階に連れて行き、姉妹を残します。
 未知は菅波にひどいことを言ったとモネに謝ります。
「あっ!」
 ここでやっと菅波のことを思い出し、電話するモネです。

 モネは連絡もしていなかったと謝るしかない。しかし菅波は淡々としています。昨日は自分の都合だったし、仕方ないと。でもモネは、菅波は仕事で自分はプライベートだと申し訳なく思っています。むしろこういうとき、忘れる人の方が信頼できるって。そしてこれからウェザーエキスパーツに、鮫島の心電図といった医療データを届けにいくとか。これはモネにメールですでに送っていたそうです。モネは気づいていなかったとさらに焦り謝ります。菅波は謝らなくていい、そちらの時間を大事にして欲しいと告げて電話を切ります。
 流石は菅波。デートはしなくても、距離は縮まりましたね。
 かくして汐見湯で、デートの話をして盛り上がるおさななじみ。UFOのことなんてしょうもない話をしています。

姫は姫でも義姫だからよ

 大人たちもしょうもない話をしている。美波って妹気質で、お姫様みたいで、ちょっとイラッとくるところがあったって。千絵がお姉さんですかね。新次も、耕治もお姫様に仕えるようなもんだったって。耕治は新次は王子様で自分は召使いだとかなんとか言います。いやいや、亜哉子もお姫様だべ。ただし義姫だけどな。耕治が宮城らしいことを言い出した。新次は「あの政宗に毒盛ったかーちゃん」と言い、亜哉子は怒ります。
 宮城らしいなぁ。山形県民からすれば納得できないけど、鈴木京香さんが義姫を演じれば解決します。内野さんが伊達輝宗で、浅野さんが最上義光だべな。あ、個人的には眞島秀和さんの最上義光もいいけど!

地元でがんばればえらいの?

 ここで若者たちは三生は坊主になって、悠人は公務員として島に戻るという話になっています。覚悟は決まったそうで。それより三生は大学卒業できんのか、だってさ。それなら地元、島楽しそうと明日美ははしゃいでいます。三生は島に戻るからには覚悟がいると真面目に言うのです。
 亮は眠っています。
「かわいい顔……漁師なんかやめて仙台でも東京でも来ちゃえばいい」
 明日美がそう言います。モネが戸惑って「すーちゃんそれ……」というと明日美は返します。
「なんで? そういうのおかしくない? なんで地元でがんばってるのが偉いみたいになるの?」
 すごい問題提起がなされました。

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