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『虎に翼』第64回 梅子、白旗と第730条を掲げる

 昭和24年(1949年)春、家長である大庭徹男を失い、遺産相続で揉めておりました。一方で寅子は多岐川とラジオ出演をすることに。
 立花代議士と共演した番組は,ご婦人向け情報番組でした。宣伝の甲斐もあって、多くの人が聞いています。その中に香子がいないのが少し寂しい。轟がはしゃぐ一方でよねは無表情のようで、じっと聞いて、少しうれしそうにしています。

女性を「か弱い」と決めつけないで


 多岐川と寅子は、子どもの更生、家庭問題をうけつけているとアピールします。寅子は司会者から「かよわい女性」という言葉を投げかけられ、それにやんわりと反論します。世の不条理に苦しめられている女性は、決して弱いわけではない。戦かおうにもすべがなかった。それがやっと、戦うことができ、報われる世の中になったと語ります。
 女性たちが幸せを掴み取る手助けをしたいと語る寅子。多岐川は愛であり、国民のコンサートであると語ります。さらに有名歌手が愛のコンサートに参加しないかとそつなく訴えかけるのでした。
 この放送を梅子はラジオの前できき、感慨深げな表情を浮かべます。優未も母の出演に喜び、花江たちはそんな母と娘を見守っています。

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