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『カムカムエヴリバディ』第78回 時代劇をバカにしたい気持ちはわかった

 舞台は昭和58年(1983年)、3代目ヒロインひなたは、映画村でアルバイトをしながら、森羅万象を小馬鹿にしています。

お茶と生花

 武士が生花なんておかしいと思うのぉ! そこはお茶にしない?

 こういうお姫様役女優のウダウダした要求が出てきましたが。何か色々間違っている。それは椿のことじゃなかったっけ? 武家は生花がだめということはないだろうに。で、茶道。これも大河ヒロインにもなった新島八重が変えるまで、基本的に男のものだったんですがね。
 つまり何重もの意味でも間違っているわけですが、そこ、ちゃんと作中で突っ込みましたっけ? ただのネタにしていたと思いますが。
 NHKがこういうことをするわけか……。

 棒読み女優を茶化して笑いものにしとるけど、それ以外の役者の発声も大概やで。耳に悪いドラマや。

 こういう時代考証の甘っちょろさを見ると、同じ脚本家の『平清盛』まで苦い思いとともに蘇ってきて……。

ファン同士のムカつくマウンティング

 五十嵐が時代劇ファンをバカにするようなことを言い出して、これまた不愉快でした。論旨はさておき言い方ってもんがあるだろうがよ。

 ひなたと五十嵐は、ファンダムの暗黒面を体現したような奴だと思う。自分の方が好きィ! SNSなんかでも見かけますが、自分がファンとしてともかく上だと、好きな対象をマウンティングの道具にして殴って調子こいてる奴いますよね。ひなたと五十嵐ってそういう連中やないの?
 性格悪いし。

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