『虎に翼』第81回 再会二連発
航一は寅子に、「喫茶ライトハウス」を紹介します。なんでもハヤシライスが絶品なのだとか。そこにいた店主は涼子でした。久々の再会に驚く二人です。それは昭和27年(1952年)、15年ぶりの再会でした。
15年ぶりの再会
涼子は手紙の返事を書かなかったことを詫びます。涼子は寅子の活躍を新聞や雑誌でみていたとのこと。寅子は涼子も元気そうでよかったと言います。
ここで涼子は車椅子を押して、玉を案内してきました。空襲の負傷で車椅子になってしまったのです。
「そんな、謝ることじゃ……」
そう返す寅子。涼子と玉は、手を取り合って生きているとのこと。寅子はよね、梅子、ヒャンちゃんに涼子のことを知らせてもいいかと確認します。泣き出す涼子。みなが無事であることに喜びのあまり、泣いてしまうのでした。
そんな涼子が作るハヤシカレーは、寅子が思わず大声をあげてしまうほど美味しいそうです。確かに見るからにおいしそう。日本国憲法第14条2項により、涼子は華族の身分を失っていました。
美しい着物ではなく質素な服で、店に立つ涼子。彼女はこれまでいったい、何があったのか。どうやってあんな美味しいハヤシライスを作る術を身につけたのか。夫はどうしたのか。山ほど疑念は湧いてきます。
それにしても、涼子の気品よ。所作と口調の隅々に雅さがあふれています。
少年犯罪も次の段階へ入った
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