『ちむどんどん』第112回　皮付き豚肉とリリィとにーにーと

　どこにあるんだ、うまい豚肉。どこにいるんだ、清恵。そんな今週のはじまりです。

皮付き豚肉を持ってきたリリィ

　ちむどんどんという店の名前で足を止めた清恵。しかし営業していない。出て行こうとすると止められて、店の試食を頼まれます。かなりの量をがんばって食べる清恵。おなかいっぱいになっています。
　試食の感想を聞かれ、ゴーヤチャンプルーは味が染みていて美味しいと具体的に返します。ただ豚肉がイマイチらしい。沖縄産を冷凍にしていることがネックになっているようです。

　そして清恵は、お礼に手にしていた豚肉を渡します。なんで豚肉を持っているかという説明はちゃんとこの前にありましたね。
　
　その豚はなんと皮付き。どうして皮付き豚があるかというと、沖縄出身の「優秀な人」のアイデアであるとも。清恵は賢秀をそう思っているんだな。

賢秀は清恵を探す

　そんな清恵と賢秀とはニアミスをしている。その賢秀をもてなすびっくり誕生会を、智のでまかせのせいですることに。
　このびっくり誕生会は相当無理があるっちゃそうだけど、細かいことは気にしない賢秀だから通じるようでして。清恵の写真を持って探す賢秀がこれまた純粋さがあって。

　ちむどんどん。その店の名前だって、賢秀が発音して見せて、太鼓を叩くようにと言われて清恵が繰り返していたんですね。清恵は家出の理由は大事な人を傷つけたからだというし、もうほれてるわけよ。

　そのじれったさが月曜から展開されて、いい出だしです。沖縄料理の味もすごく気になるし、いいと思います。

　まさか賢秀の恋をこんなに切なく応援するとは思っていなかった。この二人のニアミスとすれちがいにしたって、朝ドラ伝統といえばそうですね。アニメじゃないほうの『君の名は』だ。スマホが発達した時代ではありえないすれちがいよ。