『ゴールデンカムイ』＃269 ウイルクのやり方

　虎と狼、決裂の深層へ。
　金塊をめぐり、殺し合うアイヌたち。鶴見の放った毒矢が惨劇を招きます。ここで宇佐美がアイヌは7人だったと言い出す。ちょっと怖い推理タイムだ！

ウイルクの遺体損壊トリック

・キムシプも殺害された中に入れる。アイヌは8人、死体は7体
・皮は全員剥ぐ
・眼球もくり抜く
・そして全部ブン捕った、それがウイルク

　鶴見は追跡するとノリノリですが、当時まだ軍曹だった菊田は暗い。お父上の死が俺たちの仕業だと知ったら有古は……そう気にしています。
　菊田はなかなか教養がある。お父上とアイヌであっても言うし、この場で胸をちゃんと痛めている。叩き上げの月島よりも洗練を感じます。そういえば西洋式のマナーも身につけていますし、読書量もあるのでしょう。押川春浪あたりを愛読していそう。杉元とそういうところで話が合いそうです。
　ここで回想ではなく現時点の時系列に戻ります。怪我をしつつもビール宣伝車に戻っていた杉元と白石は、有古を見つけています。ここで菊田が暗い顔をしているところも入る。
　もう鶴見はだめでは？　月島と鯉登は盗み聞きしているし、有古と菊田はこれですよ。
　そしてウイルクは、有古とチカパシの親族を殺害しているわけです。

そしてのっぺら坊へ