『ゴールデンカムイ』#294 静寂
都丹が土方をかばい撃たれる最終決戦です!
二階堂は土方組を構っている場合じゃない。杉元だと走り出します。都丹は土方がいなければ死んでいたといい、覚悟を決めて戦います。
東口では、月島がロシアゲリラが投げてきた爆弾を蹴り返す。こんなサッカーは嫌だ。流石月島は強いし優秀。鶴見もそんな月島を励まします。
鯉登は軍刀で敵を切り捨て、「前へ! 前へ!」と走っています。勇作とはちがう理想の少尉かもしれない。彼は人を殺傷することに当初から迷いがなかった。対照的なのでしょう。
鶴見は月島と鯉登とともに、建物内へ権利書を探しに向かいます。その建物の前で、鯉登は止まります。ドアを開ける鶴見の顔は虚ろで、あたりは闇に沈んでいる。そのとき彼は十六歳の、誘拐されたときのことを思い出しているのです。
鶴見と戦場に立つこと。それが鯉登の悲願だった。それが叶ったとき、彼は呆然としています。
都丹は激戦の最中、静寂の中にいました。何もかも音が消える世界は、この世とは別のものでした。
そのころ、杉元も激戦を戦い抜いています。
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