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そろそろ恐怖の科学プロジェクト(Science of Scare)2023年ランキングは?

恐怖の科学プロジェクト(Science of Scare)
とは。
250人の参加者に心拍数モニターを装着してもらい、特殊な部屋で批評家などが選出したホラー映画40作品(新旧問わず)を鑑賞。
安静時と視聴中の心拍数の平均を比較し大きな差があった作品がランキングされます。

このプロジェクトが日本でも行われたら是非参加したところだけど勿論のこと応募数多いだろうな〜
でも40作品を見続けたら感覚が麻痺してそうそう心拍数も上がらなくなるのでは?と思ったり。
それでもホラー映画というジャンルはかつてのビデオやDVDレンタルで上位というだけあって、観たい人はたくさんいるでしょう。

このプロジェクト、2020年から毎年注目していますが(現時点では2022年までのランキングです)その中で必ず上位にランクインされている映画があります。
それは「フッテージ」英題(Sinister)
私は特に公開前に話題になっている映画は一切情報を入れないように努力していて、SNSなどでつい目にしてしまったりすると、時間戻してくれ〜と悶えてしまうほど。
そのクセ予告編はチラ見するけれど、やはりネタバレしないように予告編を作るの上手いよなと感心したります。
この映画も予告編を見て興味が湧き観てしまった映画でした。
2012年公開のアメリカ映画。イーサンホーク主演、中古の家で偶然見つけた未編集(=フッテージ)8mmフィルムに写されていたのは‥という序盤の流れです。
感想は、「ホラー映画好きは是非観て下さい」
これだけです。
内容は、これから観る方の心拍数を上げるために詳細は避けることにして。

実は私が注目したのは音楽でした。

映画も終盤に差し掛かるであろうシーン、そしてエンドロールで流れたのはBoards of canadaの「Gyroscope」


えーここでこれ使うーーーーーーー!!??
私は20年程前からIDMやアンビエントな曲に惹かれ、中でもボーズオブカナダ(以下BOC)を今でもよく聴いているので良い意味でショックでした。
確かにBOCの音楽の中には不穏な空気感を持つ楽曲もあるけれど、特に好きな曲は
仕事が休みで凄く晴れている日、外に出て緑を見ながら、何も考えずホヤ〜ンフワ〜ンとする、まるで瞑想状態にある無になった私が聴く音楽。というイメージ。
語彙力が無いので「虚無感を楽しむ音楽」としか言えないのだけれどすみません。
ちゃんとその時間用のBOCプレイリストまで作成しているほど。

なのにホラー映画のエンディング!?
しかし、よく考えるとそのシーンに至るまでの成り行きを思い返すとまさにこの、焦燥感を煽るループやゆっくりとカウントダウンする子供の声がピッタリしっくりジャストフィット!だったのです。
上記で「特殊な部屋で鑑賞」とありましたが、多分音響効果が成された部屋だと思われ。
音楽がこの映画を充分に引き立てた事は間違いありません。

ちゃんとした歌詞など無いのに、アーティフィシャル・インテリジェンス(このサイト)ってほんと優等生。
「これを終わらせるのには行動しかない」まさにこれ。
続編となる第二章もあったのですが、残念ながら面白く?怖く?なかったです。
やはり、人間の心理とは「一体アレは何なのか!?」と未知の恐怖に頭を悩ませている時間の方が、一番恐ろしい瞬間なんだなと思いました。

ちなみにランクインしている「インシディアス」も一作目、「死霊館も(エンフィールド事件)」が一番心臓がドキドキしました。

ということで、最も心を空っぽにして自分が自分であることを忘れ思考も停止してしまう、そんな時に聴く音楽がホラー映画にピッタリだったというお話でした。

2023年のランキングにもまだ入っているかな。





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